独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
摩天楼オペラ / LAST SCENE
摩天楼オペラ / LAST SCENE

摩天楼オペラ / LAST SCENE

01. Last Game
02. ダチュラ
03. 天上への架け橋を

評価:★★☆

国産V系メタルバンドの2008年発表の4thシングルです。

#1は彩雨とAnziの共作ナンバーということで、はじめて苑以外のメンバーが提供したシングルとなりました。
ただ、これがかなり残念な内容なんですよね。シングルとしては致命的にメロディーが弱いんです。

僕にとってはオペラで苑以外が書く曲ってアルバムの中で耳休め的な位置づけで入っていたり、シングルのカップリングに入っていたりっていうのは構わないんですけれど、それ自身が主役になれるものではないと思うんですよね、現時点では。
マンネリと言われようとやっぱりオペラの中核をなすのは苑の書く曲だと思うわけです。

#2、#3は苑作曲ですがカップリングであることを意識してか、こちらもかなり地味な印象。バラードの#3何かはもっとガツンとくるシングル曲の後に入っていればいい味を出していると思うんですけどね。

というわけでオペラの音源の中で最も記憶に残らないシングルとなってしまいました。
スポンサーサイト
Rage / Welcome To The Otherside
Rage / Welcome To The Otherside

Rage / Welcome To The Otherside

01. TRAUMA
02. PAINT THE DEVIL ON THE WALL
03. THE MIRROR IN YOUR EYES

TRIBUTE TO DISHONOUR
04. (PART Ⅰ) R.I.P.
05. (PART Ⅱ) ONE MORE TIME
06. (PART Ⅲ) REQUIEM
07. (PART Ⅳ) I'M CRUCIFIED

08. NO LIES
09. POINT OF NO RETURN
10. LEAVE IT ALL BEHIND
11. DEEP IN THE NIGHT
12. WELCOME TO THE OTHER SIDE
13. LUNATIC
14. RIDERS ON THE MOONLIGHT
15. STRAIGHT TO HELL
16. AFTER THE END
17. SISTER DEMON
18. DON'T FEAR THE WINTER

評価:★★★☆

老舗ジャーマンパワーメタラーの2001年発表の15thアルバムです。
前作製作中にPeter "Peavy" Wagner(Vo,Ba)を除く全メンバーが脱退するという危機を元MIND ODYSSEYの天才ギタリストVictor Smolski(Gt,Key)、Yngwie MalmsteenやAxel Rudi Pellとの活動で知られる職人Mike Terrana(Dr)を迎えることで回避し、再びトリオ編成となって制作された新作です。
この編成のRageこそがツインリード至上主義の僕に3ピースの良さを教えてくれたバンドでもあります。

著名なクラシック作曲家を父にもち、ギター、キーボードの他にシタールやチェロをも自在に操るマルチプレーヤーのVictorの加入がRageに新しいヴァイブをもたらしたことはクレジットを見れば明らかで、前作までのRageの曲がほぼPeavy一人で書かれてきたのに対して本作は約半数の作曲と全てのオーケストラアレンジをVictorが行なっています。
骨太で暑苦しいRageの(というよりはPeavyの)音楽性とVictorのクラシカルな感性という一見ミスマッチに見える両者が見事に融合しているのが本作です。

SEの#1(これもかっこいい!)に導かれて始まる#2、ドラムソロから始まる#3の2曲は一筋縄でいかない不思議なリフとリズムギターににフックのあるメロディーが乗るRageらしいパワーメタルなのですが、そこにVictorのメロディアスかつ流麗なリードギターが加わったことで新たな魅力を見せています。
更に圧巻なのはDISHONOURへのトリビュートとして書かれた#4~#7の組曲で、Victorのクラシカルなアレンジと構成力が光ります。
決してシンフォニックメタルのような大仰なアレンジではないのですが、Victorの確かなクラシックの素養に基づくアレンジは凡百のメタルバンドが付け焼き刃で試みるクラシックとの融合とは次元の違う深みがあります。

演奏面に関しては、説得力をましたPeavyの歌唱、Victorの異常なまでのテクニック(これが嫌味になっていないのが凄い!)、Mikeのパワフルでタイトなドラミングの三者が一体となる凄まじいクオリティーです。

曲数が多いこともあって後半少しダレてしまうのが残念ですね。
しかし新体制で放つ新生Rageのはじめの一手としては十分な一枚だと思います。
Freedom Call / The Circle of Life
Freedom Call  The Circle of Life

Freedom Call / The Circle of Life

01. Mother Earth
02. Carry On
03. The Rhythm of Life
04. Hunting High And Low
05. Starlight
06. The Gathering (midtro)
07. Kings & Queens
08. Hero Nation
09. High Enough
10. Starchild
11. The Eternal Flame
12. The Circle of Life

評価:★★★☆

ジャーマンパワーメタルバンドの2005年発表の4thアルバムです。
メンバーは前作から不動の4名に加えて専任鍵盤奏者としてNils Neumann(Key)を加えた5人編成となりました。

曲名だけ見ているとカヴァーアルバムでも作ったのかって感じですねw
#1はWithin Temptation、#2はAngra、#4はストラト、#5はHelloweenのカヴァーですって言われたら信じてしまいそうw
#4は曲名だけでなくサビの入りを思いっきりパクってます。

まず一聴して専任Keyが入ったのにもかかわらずシンフォニック度合いが大きく減退したことに気付きます。
それ自体はさほど大きな問題ではないのですが、僕にとって大問題なのが疾走曲が減ったことです。
疾走曲らしい疾走曲は#7、#9、#10の三曲のみ。また曲順も悪く、アルバムのオープニングがミドルテンポの#1の重めなリフで幕を開けるのも印象が悪いですね。少ない疾走曲がいずれもアルバムの後半にならないと出てこないというのは何か意図あってのことなのでしょうが、僕には理解できません。

疾走曲以外もフリコ節と言っても良い明るいメロディーは満載で特に合唱を誘う#2、#4、#11、フリコとしては珍しい哀愁のバラードの#12あたりはかなりいいと思うんですが、やっぱり主役は#7、#9、#10だと思います。
この3曲だけは前3作に収録されていても十分にアルバムを代表するキラーチューンになっていたレベルですし、速いだけでなく心なしかホーンやKeyが豪華に鳴っていてたまんないです。

本作がリリースされた時は同郷のEDGUYの"Hellfire Club"と印象が被って感じてしまい、「Freedom CallもEDGUYみたいにつまんないバンドになっちゃうのかな~」と心配したものでした。
Freedom Call / Eternity
Freedom Call / Eternity

Freedom Call / Eternity

01. Metal Invasion
02. Flying High
03. Ages Of Power
04. The Spell
05. Bleeding Heart
06. Warriors
07. The Eyes Of The World
08. Flame In The Night
09. Land Of Light
10. Island Of Deams
11. Turn Back Time

評価:★★★★☆

ドイツ産エピック/メロディックスピードメタルバンドの2002年発表の3rdアルバムです。
前作発表後にSascha Gerstner(Gt)が脱退(後にHelloweenに加入)、後任にCedric Dupont(Gt)を迎えました。

アルバム3枚目ともなるとマンネリも心配されるところですが、結論から言うと前2作を上回る最高傑作となりました。
まずアルバムを再生すると流れ始める#1の重厚なクワイヤに思わずニヤけてしまいます。そしてそのまま疾走開始。
もうこの時点で降参ですね。"Over The Rainbow"、"Freedom Call"を上回る最強のキラーチューンです。
その後も畳み掛ける#2、#3、#7、#10といった勇壮なクワイヤを伴って明るく疾走するキラーチューンと、その間を埋めるSEの#4を挟んで物悲しいピアノではじまるバラードの#5、サビで思わず「We are Warriors!」と歌ってしまうアップテンポな#6、ミドルテンポながら合唱を誘う#8、#9、アコギを用いたメランコリックな前半からミドルテンポに盛り上がっていく#11といった非疾走曲の全てが素晴らしく、全曲名曲といって過言ではないレベルです。

前2作同様アルバムを通してとにかく明るく覚え易いメロディーが最大の魅力なのですが、こうした解り易い曲をやっているアルバムって繰り返し聴くにつれて段々と飽きてくるものだと思うんですが、本作は聴けば聴くほど更に良くなってくるんですよね。
前2作よりもクワイヤやストリング、ホーンの比重が増えてよりシンフォニックメタルよりになったのも僕の好みに合っていてたまりません。

個人的にメロディックスピードメタル史にその名を刻む名盤の一つである本作がどんな事情があったにせよ日本盤の発売を見送られたのは絶対におかしいと思うんですよね。
これほどまでにアルバムのどこを切っても『日本人好み』という表現の似合うアルバムはないと思うんですけど…。
摩天楼オペラ / Spectacular
摩天楼オペラ / Spectacular

摩天楼オペラ / Spectacular

01. EVE
02. 蜃気楼
03. 輝ける世界

評価:★★★

国産V系メタルバンドの2008年発表の3rdシングルです。

#1は勿論Laputaのカヴァー・・・な訳はなく、重めのイントロから始まりBメロはデスヴォイス、サビは開放感というお得意の苑節な曲。これぞオペラのシングル曲といった曲調ですね。
#2は彩雨(Key)がはじめて摩天楼オペラに書いた曲で、壮大系のバラード。#1から一転して今までのオペラにはあまりなかった曲調でカップリングとしてはまぁまぁかな。
#3はオペラには珍しい変拍子を用いた曲。ただ難解な印象は全くなく、むしろ哀愁のメロディーが非常にキャッチーな印象を与えます。

ミニアルバム"GILIA"同様、バラエティーに富んだ三曲が収録されています。
例によって非常にクオリティーは高いですが三曲だけなので評価はこれくらいで。
MinstreliX / Light Casts a Shadow
MinstreliX / Light Casts a Shadow

MinstreliX / Light Casts a Shadow

01. Suspecious Suduction
02. Soul of the Breeze~Lullaby
03. Light Casts a Shadow

評価:★★

国産悶絶クサメタルバンドの2006年発売の2ndシングルです。こちらも現在入手困難。
前作発表後、看板シンガーであったLeo Figaro(Vo)が脱退し、Lola(Vo)、Yuki(Dr)が加入しました。
名前だけ見ていると紛らわしいので一応補足しておくと前任のLeo氏はその名に反して純日本人の男性シンガーで新任のLolaはその名の通り白人の女性シンガーです。

配布音源の"Thirst for..."、シングル"Lost Renaissance"での衝撃的なデビューから2年、ついにMinstreliXが帰ってきました。
ただこのシングルでバンドは逆の意味での衝撃を与えることになります・・・。

曲は相変わらずいいんですよね。
悶絶疾走チューンの#1、アコースティックバラードの#2、デスメタルな前半がサビのメロディーを引き立てる#3とバラエティーに富んだ3曲でありながらどの曲もミンスト節と言っていいクサメロが満載なんです。

では何が問題なのかというと新ヴォーカルのLolaなんですよね。
女子高生のカラオケ以下の歌唱力、女性なのに前任者より狭い音域…褒められるところはネイティブなだけに英語の発音が前任より上手いことくらいでしょうか。
また、#3で聴けるデスヴォイスはShin-D(Ba)が兼任していますがこれがまたLolaのクリーンに負けないくらいに酷くて萎え萎え。

正直、これだけいい曲がかけて演奏の上手いメンバーが揃っているのに何故ヴォーカルだけこんな音痴を連れてきてしまったのか首を傾げてしまいます。
前任者ほどの実力者じゃなくてももうちょっとマシな人間いくらでもいるだろうに…。
Freedom Call / Crystal Empire
Freedom Call / Crystal Empire

Freedom Call / Crystal Empire

01. The King Of The Crystal Empire
02. Freedom Call
03. Rise Up
04. Farewell
05. Pharao
06. Call Of Fame
07. Heart Of The Rainbow
08. The Quest
09. Ocean
10. Palace Of Fantasy
11. The Wanderer

評価:★★★★

ドイツ産エピック/メロディックスピードメタルバンドの2001年発表の2ndアルバムです。
本作もレコーディングメンバーはChris Bay(Vo,Gt,Key)、Dan Zimmermann(Dr)、Sascha Gerstner(Gt)、Ilker Ersin(Ba)という前作から不動の4名で全詞曲をChrisとDanが共作しているのも前作同様です。

ファンタジックなジャケットに期待を高めつつ、短いSEに続いて始まる#2の冒頭のChrisのしなやかな歌唱を聴いた瞬間にガッツポーズ。いい意味で何も変わらないフリコ節満載のアルバムです。
#2、#3、#6、#9といった勇壮な疾走曲は勿論#4は底抜けに明るく#7は哀愁を漂わせ、美しいピアノからはじまりヘヴィーに展開する#8はドラマティックと捨て曲なし。
特にバンド名を冠した#2は前作の"Over The Rainbow"にも負けないキラーチューンです。

前作に比べてクワイヤが厚くなり、Keyの比重も大きくなってシンフォニック色が強くなった印象がありますが、何に一番似ているかと言えばやはりGamma Rayですね。
Rage / The Missing Link
Rage / The Missing Link

Rage / The Missing Link

01. Firestorm
02. Nevermore
03. Refuge
04. The Pit And The Pendulum
05. From The Underworld
06. Certain Days
07. Who Dares?
08. Wake Me When I`m Dead
09. Lost In The Ice
10. Her Diary`s Black Pages
11. The Missing Link
12. Raw Caress
13. Another Kind Of Madness

評価:★★★☆

ドイツのパワーメタルバンドの1993年発表の7thアルバムです。
ジャーマンパワーメタルというと、Helloweenに代表されるようなツーバスドコドコなリズムに歌謡曲的ですらあるようなキャッチーで明快なメロディーが乗るサウンドをイメージしがちですが、Rageはそういった所謂"キーパーサウンド"とは一線を画す骨太なパワーメタルをやっています。
バンドの中心人物であるPeter "Peavy" Wagner(Vo,Ba)はガナリ声に近い暑苦しい声質ですが、吐き捨て型ではなくフックのあるメロディーを歌っています。

本作の時点でのメンバーはPeter "Peavy" Wagner(Vo,Ba)、Manni Schmidt(Gt)、Chris Ephthimiadis(Dr)というトリオ編成。
僕はVictor Smolskiが加入する2001年発表の"Welcome to the Other Side"以降のファンで、それ以前のアルバムで持っているのは本作だけです。

Manniの弾くリフはスラッシュメタルにも通じるアグレッションを持っており、Peavyの声質と相まってバンド名の通り怒りを表現しています。

どの曲も独特のひねくれたリフと曲展開を見せる優れたパワーメタルですが、特にアルバムの冒頭を飾るミッドテンポの#1、本作中でも随一のリフと合唱を誘うメロディーの名曲#3、スラッシーに爆走する#5、ミッドテンポな前半から一転、間奏明けで裏打ち疾走するメロディアスな#7、本編ラストを飾るドラマティックな#12あたりはかなりのお気に入りです。
摩天楼オペラ /GILIA
摩天楼オペラ /GILIA

摩天楼オペラ /GILIA

01. Plastic cell
02. alkaloid showcase
03. Twilight parade
04. sara
05. 虚空からの手紙

評価:★★★

国産V系メタルバンドの2008年発表のミニアルバムです。
新体制での2枚目の音源ということで、似たような曲を3曲収録していた"瑠璃色~"とは対照的に重い曲から速い曲、明るい曲にダークな曲、バラードと音楽性の幅を示してきました。
この辺は戦略的な意図があるのかもしれないですね。

#1は重めなイントロから徐々に盛り上がりサビではオペラらしい開放感のあるメロディーが聞けるスケール感のあるナンバー。間奏ではベートーヴェンの月光の引用フレーズも出てきます。
#2は前メンバーでのシングルの現メンバーでの再録バージョン。大きくアレンジを変えてはいませんが、リード楽器担当の二人が変わっているので当然ソロのニュアンスは変わっています。
またBメロのデスヴォイスとクリーンヴォイスでハモるパートのミックスがかなりデスヴォイスが引っ込んだものになってしまいました。
僕はシングルヴァージョンの方が好みですね。改悪というほど明確なものではなく、あくまで好みの問題レベルですが。
#3は結成直後のシークレットライヴから演奏されていたナンバーで、ミディアムテンポの前半からサビで突如疾走を開始する曲です。個人的にはこの遅→速の切り替えがツボでオペラの中でも大好きな曲の内の一つです。
#4は前メンバーでのライヴ音源が無料配布されていた苑節炸裂の綺麗なバラードです。目を瞑ると雪景色の情景が浮かび上がってくるような壮大な世界観が素晴ららしいです。
#5は本作中最もシングル向きな爽やかなアップテンポナンバー。この手の曲もJenivaの後期から苑のお得意な物になってきた気がします。

僕は基本的にはV系にしてもメタルバンドにしても、フルアルバムで勝負して欲しいという考えの持ち主なのでミニアルバムやシングルを連発する手法には歯がゆい感情を覚えてしまうので評価は控えめですが、5曲ともそれぞれに特色の出ている素晴らしい曲です。
摩天楼オペラ / 瑠璃色で描く虹
摩天楼オペラ / 瑠璃色で描く虹

摩天楼オペラ / 瑠璃色で描く虹

01. 瑠璃色で描く虹
02. honey drop
03. 忘却セルロイド

評価:★★★

国産V系メタルバンドの2008年発表の2ndシングルです。
1stシングル発表後1年弱のあいだに未伽(Gt)、華蓮(Key)が脱退し、後任に悠とともにMasterpieceにいたAnzi(Gt)、元Ry:diaの彩雨(Key)の両名を迎えました。またそれと同時にVersaillesのKamijo率いるSherow Artist Societyの所属となりました。

本作は「これぞ摩天楼オペラ」というサウンドを確立することを意図したのか、キーもテンポも曲調も似通った苑作の3つの曲が収録されています。

#1は前シングルの"alkaloid showcase"と良く似たイントロから始まるサビの開放感が素晴らしいアップテンポチューンです。
#2はオムニバスCROSS GATEにも収録されていたナンバー。正直ここに収録されされることを知っていればCROSS GATEなんていう微妙なオムニバスは買わなかったのでちょっとカチンときましたw
#3はそこまで速くはないもののツーバスを踏むパートもありイントロのシンフォニックなKeyもあって今までで一番メロスパー受けしやすい曲でしょうか。

前述のように非常に似通った3曲が曲間なしに続くので3曲収録のシングルというよりは14分の一曲を聴いているような錯覚に陥ります。

新加入の二人に関してはAnzi(Gt)は前任に比べて上手いのですが、やたらとジャキジャキとした音色とピロピロと無駄に弾きすぎるところが音楽性に全く合っていないところが気になるところです。
逆に彩雨(Key)は華蓮に比べるとプレイヤーとしての腕は数段落ちるものの音色の選び方がXaMetalerのツボをついていて好感が持てますね。
MinstreliX / Lost Renaissance
MinstreliX / Lost Renaissance

MinstreliX / Lost Renaissance

01. Prelude(inst)
02. Sky Flame
03. Lost Sanctuary
04. Farewell

評価:★★★

大阪の最臭兵器ことMinstreliXの2004年発表のシングル(ミニアルバム?)です。現在入手困難。

2004年にTakao(Gt)を中心に楽団ひとりことLeo Figaro(Vo)、元MandylionのYui(Key)といった著名ミュージシャンにShin-D(Ba)を加えた4名で結成されるや、デモ音源として発表した"Thirst For..."のあまりのクサさと完成度の高さに全クサメタラーの期待を浴びて制作された初の正式音源が本作です。
本作のレビューとは直接は関係ありませんが"Thirst For..."は今でもLeo氏のHPで公開されているので、これを読んでいる人は直ちにダウンロードして聴きましょう。鳥肌が立つほど衝撃的なイントロのリフからラストまで尋常でないクサさで駆け抜ける伝説の名曲です。

さて、話を戻して本作は上記4名に加えてKikuchi(Dr)なるドラマーのサポートでレコーディングされました。
はっきり言って全曲"Thirst For..."に勝るとも劣らない名曲です。
全盛期のDark MoorやSkylark以上にクサい曲を同郷のGalneryus並みの凄まじい演奏力でやっている感じです。
こんなに褒めると胡散臭く聞こえるかもしれないですが、だって欠点ないんだからしょうがないじゃんw
強いて言うならばLeo Figaroの独特な声質は人を選ぶでしょうし、英語の発音もまずいです。でも歌唱力は素晴らしいです。

SEを除けば3曲ということで評価はこれくらいにしますが、本作収録曲や"Thirst For..."級の曲だけでアルバムができていたら迷わず★★★★★を付けていたと思います。

今では信じられないことかもしれませんが、これが出たときは僕を含む決して少なくない人間が本気でGalneryusのいいライバルになると信じてたんですよ。
それが何を間違ったのかこの後Leo Figaro脱退を機に約5年に渡る暗黒期がはじまってしまうのです。
Freedom Call / Stairway To Fairyland
Freedom Call / Stairway To Fairyland

Freedom Call / Stairway To Fairyland

01. Over The Rainbow
02. Tears Falling
03. Fairyland
04. Shin On
05. We Are One
06. Hymm To Brave
07. Tears Of Taragon
08. Graceland
09. Holy Knight
10. Anothe Day
11. Kingdom Come

評価:★★★★

ドイツのジャーマンメタル(何か変な表現だけど気にしないでw)バンドの1999年発表の1stアルバムです。
元MOON`DOCのChris Bay(Vo,Gt,Key)とGamma RayのDaniel Zimmermann(Dr)を中心に結成され、全曲のコンポーズもこの二人によってなされています。
本作発表当時の二人以外のメンバーは後にHelloweenに加入するSascha Gerstner(Gt)とIlker Ersin(Ba)という4人編成です。

バンド名がAngraのEPと同じ(というよりここから取った?)ことと、Chris Bayの声質が特にハイトーンでAndre Matosとよく似ていることからAngraフォロワーのように扱われることもありますが、音楽的にはむしろHelloween、Gamma Rayを開祖とするジャンルとしてのジャーマンメタル…もっと言うならばキーパーメタルの系譜に属するバンドですね。
勿論Daniel Zimmermannは本家本元のGamma Rayにも所属しているのでフォロワー扱いはおかしいですけどねw
HelloweenやGamma Rayに比べるとKeyやクワイヤもふんだんに使われており、乱暴な表現ですがGamma RayにちょっとRhapsodyを混ぜた感じっていうのが一番近いでしょうか。

全編を通して明るくキャッチーで、そしてファンタジックな世界観が魅力的です。
お気に入りは#1、#2、#4、#5、#8、#10あたり(おっと速い曲ばっかりだ)。
特に#1は思わず街中で口ずさんでしまうような素晴らしいメロディーを持った名曲です。

Chris Bayの細い声質が賛否分かれるところですが、Andre Matos信者の僕にとっては素晴らしく魅力的な声に感じられます。
摩天楼オペラ / alkaloid showcase
摩天楼オペラ / alkaloid showcase

摩天楼オペラ / alkaloid showcase

01. alkaloid showcase
02. 風の鳥

評価:★★★

国産V系メタルバンドの2007年発表の1stシングルです。
元Jenivaの苑(Vo)、悠(Dr)の二人による新バンドということで本作リリースの一ヶ月前くらいまでは二人以外のメンバーは公表されていなかったのですが、蓋を開けてみればJenivaと仲が良かったAncient Mythから未伽(Gt)、悠とMasterpieceで同僚であった華蓮(Key)、同じく悠とGRAVE SEEDで同僚であった燿(Ba)と見事なまでに身内で固めたメンツでの新バンド始動となりました。

身内で固めたといってもいずれのメンバーも元々メタルバンドでその腕をならした強者ばかりなのでそんじょそこらのV系バンドとは一線を画す演奏力を持っています。

タイトル曲は苑による作詞作曲ということもあってJenivaにも通じる部分のあるアップテンポなナンバーです。
Jenivaがクサクサなメロディーを武器としたメロスピをV系の枠内でやっていたのに対し、本作はよりモダンな要素を取り入れたV系ヘヴィロックといったニュアンスでしょうか。
Bメロでデスヴォイスとクリーンヴォイスとのハモリを入れる手法はJeniva時代から苑お得意のやつですw

って今や摩天楼オペラの方がJenivaよりも遥かに有名になってしまったのにJenivaとの比較を言っていてもしょうがないっすなw

#2は華蓮(Key)作詞作曲のピアノバラード。華蓮も苑に負けず劣らない非常に才能にあふれたミュージシャンだったんだけど摩天楼オペラのSAS所属と同時に未伽とともにバンドを去ることになるので、摩天楼オペラに残した唯一の曲となってしまいました。

前述のようにこの時期はまだ彼らのルーツであるメタル的な要素は意外と控えめ(Jenivaとの差別化のため?)ですが一つのV系として非常に魅力的な2曲ですね。

ってかこのレビュー書くのにAmazonのページ見てはじめて知ったんだけど、今このシングル中古で5500円もするんだw
Neonfly / Outshine The Sun
Neonfly / Outshine The Sun

Neonfly / Outshine The Sun

01. Broken Wings
02. The Enemy
03. Ship With No Sails
04. A Gift To Remember
05. The Revenant
06. The Ornament
07. Reality Shift
08. Spitting Blood
09. Morning Star
10. The Messenger
11. I Think I Saw a U.F.O.
12. A Gift To Remember (Acoustic)

評価:★★★☆

イギリスのメロディックパワーメタルバンドの2012発表(輸入盤は2011年)の1stアルバムです。

イギリス産のメロパワということでDragonforceのようなサウンドを想像して聴いたのですが、僕はメロパワというよりメロハーを聴いているような感覚になりました。
勿論、正統派メタルなリフやツインリードを交えて疾走するメロパワ/メロスピ的な手法を用いた曲も多いのですが、メロディーの質がメロスピ的なクサメロではなく、爽やかさを感じさせるメロハー的なメロディーであることと、ヴォーカルの声質が典型的なメタルシンガーのそれとは異なることが要因かもしれません。
メロハーといっても同郷のTENのような湿り気のあるメロディーではなく、むしろアメリカンな爽快さを感じさせるメロハーに質感的には近いと思います。
メロスピとメロハーの中間という意味ではDragonforceよりもPOWERQUESTに近いですが、POWERQUESTより更にメロハーよりですね。

曲のパターンは意外に多く、ヘヴィにドライヴするノリノリな曲もあれば完全にメロハーな曲、インストと色々な曲が収録されています。その殆どが思わず口ずさんでしまうようなキャッチーなメロディーを有しており、繰り返し聴いても飽きのこない好盤です。

演奏面でも全パートともに一定水準を超える実力者であり、特に魅力的な声質のWilly Norton(Vo)とライドシンバルの使い方が独特なBoris Le Gal(Dr)はいいですね。

非常に魅力的な新人ですので今後にも期待したいと思います。
STRATOVARIUS / Elysium
STRATOVARIUS / Elysium

STRATOVARIUS / Elysium

01. Darkest Hours
02. Under Flaming Skies
03. Infernal Maze
04. Fairness Justified
05. The Game Never Ends
06. Lifetime In A Moment
07. Move The Mountain
08. Event Horizon
09. Elysium
10. Castaway
11. Darkest Hours (demo)
12. Against The Wind (live)
13. Black Diamond (live)

評価:★★★★

フィンランドのメロディックメタルバンドの2011年発表の13thアルバムです。

Timo Kotipelto(Vo)、Jorg Michael(Dr)、Jens Johansson(Key)、Lauri Porra(Ba)、Matias Kupiainen(Gt)という新体制になって2作目にして会心の復活作となりました。
2005年のセルフタイトルアルバムの衝撃の駄作っぷり、そしてその前後のバンドのごたごたを見て、またSTRATOVARIUSがこのような傑作を届けてくれる姿を想像出来た人がいたでしょうか。

前作がJorg Michael(Dr)を除く4人の曲を均等に採用した結果、表層上ストラト流メロディックメタルの形式を保ってはいるものの、やや散漫な印象を残したアルバムだったのに対し、本作はMatias Kupiainen(Gt)をバンドの中心に据え、その他のメンバーがそれをしっかり支えるような形で結束したアルバムとなりました。
そのことはアルバム本編の9曲中実に6曲をMatias Kupiainen(Gt)が作曲し(うち1曲はTimo Kotipelto(Vo)と共作)、プロデュースも担当していることに顕著に現れています。

アルバム全体を通した方向性としては前作の流れを踏襲した、STRATOVARIUSのイメージを大きく逸脱しないメロディックメタルですが、本編ラストを飾る18分に及ぶ大作の#9に顕著なように、よりMatias Kupiainen(Gt)のプログレッシヴな感性を前面に出した楽曲が多くなっており、またTimo Tolkki在籍時には無かった洗練されたオシャレな雰囲気が漂う作品となっています。

フックのきいたTimo Tolkkiの曲に比べると一聴した瞬間ガッツポーズをしてしまうようなキャッチーさには欠けますが、その分繰り返し聴けば聴くほどに味わいの出てくる「大人のメロディックメタル」とでも例えられるような魅力に溢れています。

また前作はキラーチューン不在のイメージがありましたが本作は#3、#8(これら2曲もMatias作!)という新しいSTRATOVARIUSの代表曲になるようなキラーチューンが2曲あることも特筆すべきでしょう。

勿論演奏面でも前作以上に充実しており時にプログレッシヴに、時にネオクラシカルに引き倒しています。
今のメンツならばかつてのSymphony Xのような方向性の曲をやってみても面白いんじゃないかと思います。
ただ、本作では#3を除いてTimo Kotipelto(Vo)は無理のない音域で歌っており、あの危なっかしいハイトーンが魅力だと思っている僕には物足りなかったりもしますがw

前作が新布陣の顔見世のような意味合いのアルバムだったのに対し、本作はまさに新生STRATOVARIUSとしての方向性をはっきりと示した傑作といっていいと思います。
STRATOVARIUS / POLARIS
STRATOVARIUS / POLARIS

STRATOVARIUS / POLARIS

01. Deep Unknown
02. Falling Star
03. King Of Nothing
04. Second Sight
05. Blind
06. Winter Skies
07. Forever Is Today
08. Higher We Go
09. Somehow Precious
10. Emancipation Suite: Ⅰ Dusk
11. Emancipation Suite: Ⅱ Dawn
12. When Mountains Fall

評価:★★★

フィンランドのメロディックメタルバンドの2009年発表の12thアルバムです。
ゴタゴタの末、元鞘に戻ってリリースされたバンド史上最大の問題作である前作発表後、Jari Kainulainen(Ba)が脱退。
新たにフィンランド人ベーシストLauri Porraを迎え、2007年には新作の制作を開始するも再びいざこざの末、リーダーのTimo Tolkki(Gt)が2008年に一方的にバンドの解散を宣言。
当時すでに完成間近であった12thアルバム"REVOLUTION RENAISSANCE"を白紙に戻し、なんとそのSTRATOVARIUSの新作デモを勝手に自分のソロプロジェクトのデモとしてレコード会社に売り込み、勝手にソロプロジェクトREVOLUTION RENAISSANCEの1stアルバム"NEW ERA"としてレコーディングし直し実際に発売してしまうという、奇行の多いTimo Toklkkiの中でも完全にキ○ガイの所業としか思えない無茶苦茶な行動を起こす中で、Timo Tolkkiを除くメンバーは若干25歳のフィンランド人ギタリストMatias Kupiainenを迎えバンド存続を表明し、リーダーでありメインソングライターでありギタリストであったTimo Tolkki無しではじめてレコーディングされた復活作が本作です。

一時は完全に崩壊しかけたバンドの復活作ということで注目を集めた本作ですが、結論から言うと予想されたレベルを下回ることもなければ大きく上回ることもない、順当な復活作となりました。
これまでの11枚のアルバムで大半の曲の作曲を手がけてきたTimo Tolkkiがバンドを去った危機をJorg Michael(Dr)を除く4人のメンバー全員が曲を持ち寄ることで回避しており、復活作ということで恐らくは4人それぞれが思い描く"ストラトらしいサウンド"を具現化した作品となっています。
メインソングライターを欠いたことで逆にらしさを取り戻すという、皮肉な結果となりました。
#5、#7、#8というアルバムの売りとなるであろう疾走曲の作曲者がそれぞれJens(#5)、Lauri(#7)、Kotipelto & Kupiainen(#8)とバラバラであることが、民主的になったバンドの現状を物語っていると思います。
以前某誌のインタビューでTimo Kotipelto(Vo)が自分の曲が全く採用されないことに対する不満を述べていたので、Timo Tolkkiが居なくなったことでTimo Kotipelto(Vo)がメインソングライターになることを恐れていたのですが(僕は小ティモは優秀なソングライターではないと思っています。)、Timo Kotipelto(Vo)は4曲をMatias Kupiainen(Gt)と共作するにとどまっており、安心しました。

また、演奏面に関してはJorg Michael(Dr)、Jens Johansson(Key)の両名を得た1996年のEpisode以降のメンツの中でTimo Tollki(Gt)は足を引っ張っている存在だったのに対し、Matias Kupiainen(Gt)は一聴しただけで只者ではない存在感を漂わせています。
Jens Johansson(Key)もいつになく弾きまくっていることもあり、STRATOVARIUS史上で最もテクニカルなアルバムとなりました。

ただ、前述の通りそれぞれの曲はSTRATOVARIUSらしい様式に従って書かれてはいるものの、やはりTimo Tolkkiの書く曲のキャッチーさには一歩及ばず、どの曲もこれまでのSTRATOVARIUSを少しずつスケールダウンさせたような印象を覚えてしまいます。
どうしても「物凄く上手い人たちが一生懸命STRATOVARIUSの真似をしているアルバム」というように感じられてしまうんですよね。
アコースティックバラードの#12もFoeverの出来損ないにしか聞こえないし…。

ただ、そういった作風は恐らくはバンド自身が意識したものではないかと思います。
取り敢えずこれまでのバンドのイメージに沿った作品を作ることでバンドの健在っぷりを見事に証明した作品となっています。


余談ですが、現在は本作に伴うツアーの模様を収めたライヴ盤と本作自身をパッケージした二枚組も輸入盤ですが発表されており、こちらには勿論日本盤ボーナストラックの#4は収録されておりませんが、お得な内容となっています。
ライヴ盤は小ティモがスタジオ盤以上に高音がきつそうなのが気になりますが、全体的にスタジオ盤よりもテンポアップしていますし、現在のメンバーで演奏する"Destiny"、"Speed Of Light"、" Father Time"等の往年の名曲は非常に魅力的です。
JUDAS PRIEST 『Epitaph Japan Tour 2012 』@日本武道館
少し遅くなりましたが、先週金曜日に武道館にJudas Priestの最後の来日公演を見に行ってきました。

僕はPriestのライヴは見たことがなかったのですが、正直Robの復帰以降のライヴでは良い評判を聞くことは殆どなかったし、Youtube等で近年のライヴ映像を見ても、とても1万円も払って見る価値のあるものだとは思えなかったので今回も行く気は全然無かったのね。
でも当日になってふと、今後何十年、ひょっとしたら何百年と続くメタルの歴史の中で高々40年程度しかないメタルの創始者の現役と俺のメタラー人生とが奇跡的に被っているにもかかわらず一度も見ずに終わるのはどうだろうと思ったんですよ。

100歳の爺さんになった時に近所の幼女に
「さとしじいちゃん、じいちゃんは1999ねんからめたらあなんでしょ?めたるごっどさまのらいぶはみたことあるの?やっぱりかみさまだからすごいの?」
って聞かれても何も答えられないな~とかいう妄想をしてしまいまして、
それにYoutubeの映像だけを見て「全然歌えてねぇwwwやっぱり60すぎの爺さんじゃダメだwwwリッパー戻せwww」
とか言ってるくらいなら一回でも生で見た上で思いっきり叩いてやろうくらいのつもりで急遽当日券を買って見ることにしたのでした。

SETLIST
1.Rapid Fire
2.Metal Gods
3.Heading Out to the Highway
4.Judas Rising
5.Starbreaker
6.Victim of Changes
7.Never Satisfied
8.Diamonds & Rust
9.Dawn Of Creation
10.Prophecy
11.Night Crawler
12.Turbo Lover
13.Beyond the Realms of Death
14.The Sentinel
15.Blood Red Skies
16.The Green Manalishi (With the Two Pronged Crown)
17.Breaking the Law
18.Painkiller
Encore:
19.The Hellion
20.Electric Eye
21.Hell Bent for Leather
22.You've Got Another Thing Comin'
23.Living After Midnight

定刻ぴったりに場内は暗転、Rapid Fireからショーはスタート!
初めのうちは音量バランスが悪くヴォーカルの音が聞こえにくかったので、「やっぱり爺さん声出てねぇwww」とか思ってしまったのですが・・・2曲目のMetal Godsでロブ様に土下座決定w

神だ。紛れもない鋼鉄神が目の前にいる。
この日のロブはちょっとエコーで誤魔化しているところもあったし、ほとんどの曲でサビではマイクをオーディエンスに向けていたし、The Sentinelなんてフェイクし過ぎで訳わからんことになっていたけど、ハイトーンは伸びがあって中低域はドスが効いていて杖をつく姿すら神々しく見えるオーラに溢れていました。

K.K.に変わって下手でギターを弾くリッチーは若者らしく(つっても俺より年上だけどw)ライヴ序盤からステージ最前に出たり上手のグレンの近くによっていったりと積極的に動き回っていました。
っていうかこのリッチーっていうギタリスト、只者じゃないっす。勿論上手いだけを求められるバンドではないからK.K.&グレンのツインギターがなきゃPriestじゃない!っていうのも分かるけど、ただのK.K.の代役にとどまらない活躍でしたね。

グレンの方もリッチーほど精力的ではないにしても自分のソロでは前に出てきたりオーディエンスを煽ったりと年齢を感じさせないパフォーマンスでした。

イアンは上手後方の定位置を一歩も動かず、ネックをふりかざすパフォーマンス以外は黙々と弾いていて、俺の席から見えにくかったのもあって、正直いるのかどうかよくわかんなかったw

スコットはパワフルでタイトなプレイは勿論スティックを投げ上げてキャッチするパフォーマンスやスティック回し等で視覚的にも楽しませくれていましたね。


最後のツアーらしく、リッパー期に出たJugulator、Demolitionを除く全てのアルバムから代表曲をプレイされ、
ステージ後方には巨大スクリーンが設置されており、曲が始まる前に次にプレイされる曲の収録されているアルバムのジャケットが表示されるという演出がされていました。
まぁ僕の当日券で入った席からはスピーカーの影になってスクリーンは殆ど見えませんでしたけどw

ロブも曲によってその時代の衣装に着替えていたのかな?曲間では毎回袖に下がっていました。何度か歌の入りに間に合わずに袖でヴァースを歌っていましたw

前述のとおり俺は全ての曲を覚えているわけではなかったんだけど、Metal GodsやTurbo Loverは合唱したし、個人的に大好きなBeyond the Realms of Deathの構成美には痺れました。



そして終盤には更にスペシャルな名曲が畳み掛ける!
ロブの
Breaking the What?
の問いかけに
Law!
と答えるオーディエンスというお決まりのコール&レスポンスからBreaking the Law!

そして間髪入れずにドラムソロがはじまると「ど、ドラムソロってことは次はあの曲?あの曲来ちゃうの?」とそわそわする俺…。
そして次第にスコットの叩くリズムがPainkillerのイントロのそれになっていくと場内のオーディエンスのテンションも最高潮!
全てを見届けるつもりだったのに我慢できずに自分の全てをかけて渾身のヘドバンをしてしいましたw
他の曲と同様、サビは歌わずにマイクをオーディエンスに向けていたんだけどラストの
Pain! Pain! Killer! Killer!
のシャウトの凄さに危うく失禁しかけたよw

更にPainkillerで本編終了から殆ど間をおかずに場内にThe Hellionが流れ始めアンコールがスタート。
Screaming for Vengeanceの発表から30年の時が立った今もなおHeavy Metal史上最強のイントロダクションであり続けるHellionの荘厳な調べを武道館に集まったMetalheadsと共に歌った瞬間、本当にメタラーで良かったって思ったね。
そして当然Hellionに導かれてはじまるのはElectric Eye!
ここでこの日2度目の渾身のヘドバンw

このBreaking the LawからPainkiller、The Hellion~Electric Eyeの流れは、今これを書きながら思い出してもゾクゾクする位に凄かった。

最後にスコットのMCからはじまったLiving After Midnightを歌っている時には「これが日本でのJudas Priestの最後の演奏なんだ」と思うと涙が出てきてしまいました。

はじめに書いたように、叩くつもりで来たのにこの日のステージは常に荘厳でメタルゴッドとしての威厳に満ち溢れていて気高く、そして美しかった。
PainkillerのあとHellionが始まるまでにもう少し間をおいて余韻に浸らせてくれてもよかったと思うけど、恐らくは日本のファンのために武道館の使用制限ギリギリまで曲を詰め込みたいというサービス精神の結果だったんだと思います。

Living After Midnightが終わったあと一人ステージに残ったロブが客席に背を向け、スクリーンに映し出されたバンドロゴに向かって杖を振るのに合わせてした「ジュー!ダス!プリースト!」のコール、きっと俺は死ぬときにはあの光景を思い出すんだろうな。

本当に行ってよかった。ってか俺、メタラーでよかった。

これで70年後に幼女に聞かれた時には
「彼らは紛れもないメタルゴッドだった。」
と答えることができるわ。
STRATOVARIUS / STRATOVARIUS
STRATOVARIUS / STRATOVARIUS

STRATOVARIUS / STRATOVARIUS

01. Maniac Dance
02. Fight!!
03. Just Carry On
04. Back To Madness
05. Gypsy In Me
06. Gotterdammerung (Zenith Of Power)
07. The Land Of Ice And Snow
08. Leave The Tribe
09. United

評価:★

フィンランドのメロディックメタルバンドの2005年発表の11thアルバムです。
Timo Kotipelto(Vo)、Jorg Michael(Dr)の両名が前作リリース後にTimo Tolkki(Gt)との不仲を理由に脱退、女性シンガーを迎えるもファンからの不評を買った挙句Timo Tolkkiがファンに刺されるというドタバタの末に結局元鞘に戻りTimo Tolkki(Gt)、Timo Kotipelto(Vo)、Jari Kainulainen(Ba)、Jorg Michael(Dr)、Jens Johansson(Key)という黄金期の5人で制作された本作…。







さて、STRATOVARIUSの魅力とはなんでしょうか?
























・疾走するビートにキャッチーなメロディーの載るメロディックスピードメタルサウンド

・美しいネオクラシカルな旋律

・手練のプレイヤーによるソロバトル

・"Hunting High And Low"で聴けるようなポップで万人受けするような明快な楽曲

・北欧らしい透明感のあるサウンド

勿論人によって答えは異なるでしょうが、上記のような要素は誰もが思いつくのではないでしょうか?






















それでは次にそれらの魅力を全部失ったところを想像してみてください。





















それがこのアルバムです。
STRATOVARIUS / ELEMENTS Pt.2
STRATOVARIUS / ELEMENTS Pt.2

STRATOVARIUS / ELEMENTS Pt.2

01. Alpha & Omega
02. I Walk To My Own Song
03. I'm Still Alive
04. Seasons Of Faith's Perfection
05. Awaken The Giant
06. Know The Difference
07. Luminous
08. Dreamweaver
09. Liberty
10. Ride Like The Wind

評価:★★

フィンランドのメロディックメタルバンドの2003年発表の10thアルバムです。
元々前作とセットのダブルアルバムとして制作されていたため前作から9ヶ月という短い期間でのリリースとなったのですが…
















一体どうしちゃったのよ?
















疾走しているとか疾走していないとか、そういう問題ではない。

致命的なまでに曲がつまらない。メロディーが耳に残らない。

疾走曲の#3、#6ですらどこがサビだったのかさっぱりわからない始末。











本作が出たときはSTRATOVARIUSも地に落ちたなって思ったんですよ。
…まさか本作より酷いアルバムを作るなんて思わないじゃん…。
STRATOVARIUS / ELEMENTS Pt.1
STRATOVARIUS / ELEMENTS Pt.1

STRATOVARIUS / ELEMENTS Pt.1

01. Eagleheart
02. Soul Of A Vagabond
03. Find Your Own Voice
04. Fantasia
05. Learning To Fly
06. Papillon
07. Stratofortress
08. Elements
09. A Drop In The Ocean
10. Into Deep Blue

評価:★★★

フィンランドのメロディックメタルバンドの2003年発表の9thアルバムです。
ここまで一年にほぼ一作のペースを守ってきた彼らですが前作リリースから3年の活動休止期間を経てリリースされました。
前作までにアルバムを出しすぎであったが故に少々マンネリな感もあったため、休息を挟むのはいいことだと思ったのですが…
結果として過去最大級にマンネリ感の強いアルバムとなってしまいました。

アルバムの構成としては前作の"Hunting High And Low"の路線を踏襲したストラト流ポップメタルの"世界に一つだけの花"こと#1、ストラト印の疾走ナンバーの#3、#5、Strato~シリーズ復活のインスト#7と奇数トラックにわかり易い伝統的なストラトサウンドのナンバーが、偶数トラックにミッドテンポ~バラードの大作が配置されています。
奇数トラックと偶数トラックにスタイルの異なる作風の曲を交互に配置する手法はSTRATOVARIUSのお得意の手法ですね。

偶数トラックの曲を楽しめるかどうかで本作の評価は別れるのだと思いますが、僕には正直退屈に感じられました。
#4の壮大な歌メロは非常に魅力的に思うんですが、#2、#6あたりは一体どこで盛り上がればいいのかもわかんないんですよね。

奇数トラックは相変わらず非常にハイレベルです。
特にアンチ小ティモには「いやお前こそ自分の声を見つけろよwww」と言われそうなギリギリのハイトーンが魅力な#3はたまらないですね。
冗談抜きでTimo Kotipelto(Vo)のこのいっぱいいっぱいなハイトーンこそがSTRATOVARIUS最大の魅力なのです。

奇数トラックが優れているだけに全体としては良作と言えるのですが、これまでのアルバムを聴いた時にはあった興奮が本作の初聴時には得られませんでした。
十分な休養を経ての充実作となるはずであった本作がこの煮え切らない内容であったということが、今にして思うと既にこの時点でバンド崩壊へ向けたカウントダウンが始まっていたのかな…と思わせてしまうんですよね。
STRATOVARIUS / INFINITE
STRATOVARIUS / INFINITE

STRATOVARIUS / INFINITE

01. Hunting High And Low
02. Millennium
03. Mother Gaia
04. Phoenix
05. Glory Of The World
06. A Million Light Years Away
07. Freedom
08. Infinity
09. Celestial Dream
10. What Can I Say?

評価:★★★★☆

フィンランドのメロディックスピードメタルバンドの2000年発表の8thアルバムです。
Timo Tolkki(Gt)、Timo Kotipelto(Vo)、Jari Kainulainen(Ba)、Jorg Michael(Dr)、Jens Johansson(Key)というドリームバンド(Symfoniaよりもこのメンツの方がこの言葉が相応しい!)になってから4作目にしてついに最高傑作というべき大名盤を完成させました。

前作でダークな方向に振り切れた反動か、本作では終始ポジティヴなメッセージが込められており、欧州を代表するビッグバンドらしい洗練されたプロダクションと圧倒的な演奏力で過去最高級に充実した楽曲が奏でられています。

ストラト流ポップメタルの完成形とも言える先行シングルの#1を筆頭に、お得意の疾走曲#2、壮大なバラードの#3、サビのメロディーが秀逸な疾走曲の#4、本作中唯一のJensのペンによる楽曲でJensが「ずっと俺のターン!」とばかりに弾きまくる疾走曲の#5、Keyのテーマメロディーが印象的なミッドテンポの#6、開き直ったかのように底抜けに明るく疾走する#7、大作の#8、アルバムのラストを飾る#9と佳曲、名曲が目白押しです。
特に#1、#3、#5、#7は素晴らしすぎますね。

また本作では曲がTimo Kotipelto(Vo)の声域にしっかりとマッチしており、前作で感じられたハイトーンのきつさが全く気にならず、終始Timo Kotipelto(Vo)の極上の歌唱力を堪能できます。
このアルバムを聴いてヴォーカルに文句をつけた自称WORLD'S HEAVIEST HEAVY METAL MAGAZINE(爆笑)のF木氏って何を聴いたら満足するんでしょ。

ちなみにTimo Kotipelto(Vo)のペンによる日本盤ボーナストラックの#10は蛇足。
小ティモはシンガーとしては一流だけどソングライターとしては三流だと思いますw
STRATOVARIUS / DESTINY
STRATOVARIUS / DESTINY

STRATOVARIUS / DESTINY

01.Destiny
02.Sos
03.No Turning Back
04.4000 Rainy Nights
05.Rebel
06.Years Go By
07.Playing With Fire
08.Venus In The Morning
09.Anthem Of The World
10.Dream With Me

評価:★★★★

フィンランドのメロディックスピードメタルバンドの1998年発表の7thアルバムです。
「善と悪の戦い」というテーマに基づいたコンセプトアルバム(ストーリーアルバムではない。)だそうです。

本作を評する上で、必ず話題になるのが#1と#9に10分前後の大作が2曲配置されていることですが、僕としては特にそのことに関して語ることはありません。
何故ならこの2曲は僕にとっては大作ではないから。

よく大作に対する良い評価として「構成力が優れているために長さを感じさせない。」といったことが言われますが、額面通りに『長さを感じさせない10分を超える曲』は実は殆ど存在しないと思います。
そもそも「あー、この構成力凄いわー。」と感じている時点で長さを実感している証拠なんじゃないかと思うわけです。

その点、本作の#1、#9の2曲は特に凝った構成があったり組曲形式になっていたりするわけではなく、ごくごく自然に10分の時間が過ぎていきます。
恐らくTimo Tolkki(Gt)自身も「よっしゃ、大作作ったるわ!」とか考えて作ったわけではなく、思いついた曲のパーツを自然にアレンジしていたらいつの間にか10分の大作になっていたんじゃないかなって思います。
僕もこの2曲に関しては普通に『スローなパートも有する上質な疾走曲』として聴いています。特に#1はSTRATOVARIUSの全ての曲の中でも5本の指には入る名曲です。

しまった、「僕としては特にそのことに関して語ることはありません。」とか言っておきながらガッツリと語ってしまった。


アルバム全体を見ると、これまでのどのアルバムよりもダークな雰囲気を持っています。
とはいえ難解な印象はなく、フックのあるメロディーが耳に残るストラト節は健在です。
#4、#6、#8、ボーナストラックの#10と、いつになくバラードが多く収録されていますが、個人的にSTRATOVARIUSのミドルテンポの曲には魅力を感じないことが多いので、疾走曲とバラードが交互に配置されたこの構成は歓迎するものです。

曲ごとに見ていくと、前述の名曲#1を筆頭に、まさにストラト節な#3、イントロからGt&Keyがネオクラシカルにかっ飛ばす#5、Rhapsodyのデビューに触発されたかのような大仰なシンフォニックアレンジが印象的なドラマティックチューンの#9といった奇数トラックの疾走曲と、偶数トラックのバラード、そして次作収録の"Hunting High and Low"で開花するポップなセンスの前兆とも言える#2、#7と、文字通り捨て曲なしの鯛のようなアルバムです。

唯一苦言を呈するならば、Timo Kotipelto(Vo)のハイトーンが擁護派の僕からしても本作に限っては少し苦しそうに聴こえてしまう所でしょうか。
STRATOVARIUS / Visions
STRATOVARIUS / Visions

STRATOVARIUS / Visions

01.Black Diamond
02.The Kiss Of Judas
03.Forever Free
04.Before The Winter
05.Legions
06.The Abyss Of Your Eyes
07.Holy Light
08.Paradise
09.Coming Home
10.Visions
11.Black Diamond (Demo)
12.Uncertainty (Live)

評価:★★★☆

フィンランドのメロディックスピードメタルバンドの1997年発表の6thアルバムです。
彼らをヨーロッパを代表するビッグバンドの地位に押し上げた充実作です。これを最高傑作にあげる人も多いようですが、実は僕の中ではFOURTH DIMENSION~INFINITEの5枚のアルバムの中では一番印象の弱いアルバムだったりします。

はじめて聴いた時は#1のイントロで荘厳なチェンバロに疾走するビートが絡むのを聴いた瞬間にあまりの衝撃にソファーから転げ落ちてしまい、それ以来狂ったように毎日#1ばっかり聴いていたのですが、今聴くと歌メロが少し弱いと感じてしまいます。
イントロとアウトロはやっぱり鳥肌物ですけどね。

それから#2、#4、#6あたりのミドルテンポでミステリアスな雰囲気を持った曲が僕には退屈に聴こえてしょうがない。
疾走曲の#1、#3、#5は相変わらず素晴らしいしキャッチーな#8は彼らとしては新しい試みの曲で、大作の#10はさすがの構成力で間違いなく高品質なんですが、やっぱり前後に発表されたアルバムと比べるとそれらの曲も若干見劣りしてしまうように感じます。
STRATOVARIUS / Episode
STRATOVARIUS / Episode

STRATOVARIUS / Episode

01.Father Time
02.Will The Sun Rise?
03.Eternity
04.Episode
05.Speed Of Light
06.Uncertainty
07.Season Of Change
08.Stratosphere
09.Babylon
10.Tomorrow
11.Night Time Eclipse
12.Forever

評価:★★★★☆

フィンランドのメロディックスピードバンドの1996年発表の5thアルバムです。
前作発表後、バンドの創始者にしてリーダーであったTuomo Lassila(Dr)と、同じくバンドのオリジナルメンバーであったAntti Ikonen(Key)の両名をTimo Tolkki(Gt)が解雇し、後任としてなんとRAGEやRUNNING WILD(その他書ききれないので省略w)での活動で知られるドイツ人ドラマーのJorg Michael(Dr)、SILVER MOUNTAINやYNGWIEとの活動で知られるスウェーデン人キーボーディストのJens Johansson(Key)の両名を迎えて多国籍バンドとなって制作されました。(本ブログでは形式上本作以降もフィンランドのバンドとして扱います。)

今でこそメロディックスピードメタルのスタンダードとなったネオクラシカル+ジャーマンメタルな音楽性の先駆者的な存在であった彼らですが、そうした音楽性を目指す上でドイツの様々なパワーメタルバンドを渡り歩き引く手数多であったJorg親方と、80年代にYngwieバンドでその名を馳せた稀代の天才鍵盤奏者Jensという人選はこれ以上にない最高の人事でした。
世間ではまだフィンランドの片田舎のB級メロディックメタルバンドと認識されていたSTRATOVARIUSに何故既に名の売れた2人の敏腕プレイヤーが加入するのかと当時の人々が首を傾げたであろうことは2000年前後に後追いでファンになった僕でも想像に難くありません。

いずれにせよ、Timo Tolkki(Gt)のネオクラシカルなギタープレイ、ハイトーンで声が裏返るところが好みを分けるものの逆にそれが悲壮感の表現となっているTimo Kotipelto(Vo)の歌唱、ボトムを支えつつもテクニカルなプレイも決めるJari Kainulainen(Ba)、パワフルなドラミングでバンドを支えるJorg Michael(Dr)、本作では若干控えめではあるもののさすがのテクニックを所々で魅せるJens Johansson(Key)という、以後10年弱にわたって続く最強ラインナップの鉄壁の演奏力を持って奏でられるメロディックメタルはあまりにも魅力的です。

疾走曲の#1、#2、#5、#10はどれをとっても名曲といっていいレベルですし、このメンバーだからこそできるテクニカルなプレイが詰め込まれたインストの#8、世界中の小中学校の音楽の授業で必修にするべき名バラードの#12をはじめその他ミドル~スローテンポの曲も含めてとにかく素晴らしい曲がぎっしりと入っています。

中でも#10と#12はそれぞれSTRATOVARIUSの全タイトルの中でも最も気に入っている曲の一つです。
メロディックスピードメタルの教科書といっていい文句なしの名盤です。
STRATOVARIUS / FOURTH DIMENSION
STRATOVARIUS / FOURTH DIMENSION

STRATOVARIUS / FOURTH DIMENSION

01.AGAINST THE WIND
02.DISTANT SKIES
03.GALAXIES
04.WINTER
05.STRATOVARIUS
06.LORD OF THE WASTELAND
07.030366
08.HIGHTFALL
09.WE HOLD THE KEY
10.TWILIGHT SYMPHONY
11.CALL OF THE WILDERNESS
12.Dreamspace (Live)

評価:★★★★

フィンランドのネオクラシカル/メロディックメタルバンドの1995年発表の4thアルバムです。
ついに専任シンガーとしてTimo Kotipelto(Vo)を迎え、かなりサウンドプロダクションも良くなったことで一気にB級感が薄まりました。
その新ヴォーカルのTimo Kotipeltoはまだ線の細さを感じさせるものの、悲愴感を漂わせるハイトーンを武器とした感情表現豊かな魅力的なヴォーカリストです。

CDを再生してまず耳に飛び込んでくる#1~#3の充実したメロディーに前3作とは全く格の違うバンドに生まれ変わったことを確信させられます。
彼らの代名詞となる#1、#2、#6といったドラマティックな疾走曲は勿論のことながら、#3、#9、#10といったミドルテンポの楽曲の中にも魅力が大きいのが本作の特色です。
中でもネオクラシカルの決定版といっていい#10は全てが完璧な超名曲。何度聴いても間奏のヴァイオリンパートで鳥肌が立ってしまい、エンディングのギターソロでは涙が止まりません。

最強の布陣で制作される次作以降の作品と比べても全く遜色のない充実作であり、ブレイク寸前のSTRATOVARIUSの魅力が詰まったアルバムです。
STRATOVARIUSをはじめて聴くならばまず本作以降の作品から聴くのがいいと思います。
STRATOVARIUS / Dreamspace
STRATOVARIUS / Dreamspace

STRATOVARIUS / Dreamspace

01.Chasing Shadows
02.4th Reich
03.Eyes of the World
04.Hold on to Your Dream
05.Magic Carpet Ride
06.We Are the Future
07.Tears of Ice
08.Dreamspace
09.Reign of Terror
10.Thin Ice
11.Atlantis
12.Abyss
13.Shattered
14.Wings of Tomorrow
15.Full Moon

評価:★★☆

フィンランドのネオクラシカル/メロディックメタルバンドの1994年発表の3rdアルバムです。
専任ベーシストとしてJari Kainulainenが加入し、再びTimo Tolkki(Gt,Vo)、Jari Kainulainen(Ba)、Antti Ikonen(Key)、Tuomo Lassila(Dr)の4人編成となりました。

前2作がコンパクトなアルバムだったのに対して突然15曲68分とボリューミーなアルバムになりました。
相変わらずプロダクション、ヴォーカル共にB級で捨て曲も多いですが、打率が変わらなくても打席数が増えれば安打数も増える理論でそれなりに聴ける曲も増えました。
中でもオープニングを飾る#1、サビの開放感が素晴らしい#6、珍しく正統派メタル的なリフの聞ける#13等の疾走曲は次作以降での成功を予感させるものです。

ただ、#6でHelloweenの名曲March of Timeをモロにパクったパートが出てきたときはさすがに閉口させられました。
僕は結構愛のあるパクリは楽しめる方なんですけれど、Tolkkiのパクり方はそういう愛を感じられなくて嫌ですね。

あとやっぱりつまらない曲が多すぎますね。もう少し曲数を絞ってみてほうが良かったのではないかという気がします。
STRATOVARIUS / Twilight Time
STRATOVARIUS / Twilight Time

STRATOVARIUS / Twilight Time

01.Break The Ice
02.The Hands Of Time
03.Madness Strikes At Midnight
04.Metal Frenzy
05.Twilight Time
06.The Hills Have Eyes
07.Out Of The Shadows
08.Lead Us Into The Lights

評価:★★☆

フィンランドのネオクラシカル/メロディックメタルバンドの1993年発表の2ndアルバムです。
ベーシストが抜けてTimo TolkkiがGt,Voに加えてBaも兼任しています。

まだ方向性が定まっておらず、疾走曲はあまりありません。
プロダクションやTolkkiのヴォーカルは前作より幾分マシになったもののまだC級がB級になった程度かな。

ただ、本作には後の彼らの方向性を決定づける名曲#2が入っているんですよね。
捨て曲満載(#1、#3、#4、#5、#6、#8は全部捨て曲w)のこのアルバムの中にあって、神々しいシンセから一気に疾走する#2の日本人好みのメロディーは一際魅力を放っています。
この曲だけの魅力で本作が日本で1993年の輸入盤の売上トップだったという逸話にも納得がいきますw
STRATOVARIUS / Fright Night
STRATOVARIUS / Fright Night

STRATOVARIUS / Fright Night

01.Future Shock
02.False Messiah
03.Black Night
04.Witch Hunt
05.Fire Dance
06.Fright Night
07.Night Screamer
08.Darkness
09.Goodbye

評価:★☆

フィンランドのネオクラシカル/メロディックメタルバンドの1989年発表の1stアルバムです。
当時のメンバーはTimo Tolkki(Gt,Vo)、Jyrki Lentonen(Ba)、Antti Ikonen(Key)、Tuomo Lassila(Dr)の4名。

後にヨーロッパを代表するビッグバンドとなるSTRATOVARIUSですが、本作からその兆しを感じることはできません。
一応この頃からYngwie+Helloweenな音楽性を目指していたのかな?っていうのは感じられますが、基本的に何がしたいのかよくわかりません。
Tolkkiが自ら演っていたヴォーカルは下手くそだし、音質も悪い、そして最悪なのがHelloweenのI'm Aliveをパクった#1以外メロディーにフックが全くなく、とにかく曲がつまらないことですね。
無駄にプログレっぽく長尺な展開があったりするのがイラッとさせられます。

どうしても気になる人はFourth Dimension~Elements Pt.1までのアルバムを全部聴いたあとにお金を無駄にする覚悟でどうぞ。
画像
昨日Primal Fearのレビューを書いた前後から何故かこのブログのジャケ画像が全部表示されなくなってしもた。

1.俺が悪い。
2.fc2が悪い。
3.amazon悪い。

さぁ答えはどれだ?
今日昼過ぎまで放っておいて直ってなかったら色々試してみます。

「時代は進んだもんだ!ブログって何も考えずに更新できるな、ひゃっほい。」とか思っていたけどはじめての壁です。
ってか俺のPC以外から繋げば普通に見れているとかいうことないよね?

<2/12追記>
画像を全部FC2のサーバーにアップして使いことにしてみた。
これでとりあえずは大丈夫かな。
Primal Fear / Unbreakable
Primal Fear / Unbreakable

Primal Fear / Unbreakable

01.Unbreakable (Part1)
02.Strike
03.Give 'Em Hell
04.Bad Guys Wear Black
05.And There Was Silence
06.Metal Nation
07.Where Angels Die
08.Unbreakable (Part 2)
09.Marching Again
10.Born Again
11.Blaze Of Glory
12.Conviction
13.Night Of The Jumps
14.Born Again

評価:★★★☆

ドイツの正統派パワーメタラーの2012年発表の9thアルバムです。

当初は元Gamma RayのRalf Scheepers(Vo)とSINNERのMat Sinner(Ba,Vo)のプロジェクトと思われていたこのバンドも9作目ということで既にパーマネントなバンドとして活動して15年を迎えました。

近作では焦点のぼやけた作品が多く、試聴した段階で購入を見送っていたのですが、本作は原点に立ち返り、Judas Priest直系の硬派な正統派パワーメタルサウンドに時にジャーマンメロディックパワーメタル的な明るいメロディーを載せるスタイルに焦点が絞られています。

新加入のAlex Beyrodt(Gt)がMagnus Karlsson(Gt,Key)と構築するツインリードをはじめ円熟の域に達した楽器陣に加え、本作では鬼神のごとくハイトーンのシャウトを決めまくるRalfの歌唱に鳥肌が立ちっぱなしです。
誤解を恐ずに言うならば、Rob Halfordって本当はこういう風に歌いたんだろうな、と感じさせられます。

SEに続いて始まるライヴでのオーディエンスの合唱が想像できる#2やまさにHeavy Metal ANTHEM的な#6、#8といったPriest系の正統派メタルチューンの中で一際存在感を放つ、Helloween~Gamma Ray型ジャーマンメロディックパワーメタルチューンの#5、#9が僕のようなメロスパーには嬉しいですね。

これまでのキャリアで培ってきたスタイルがバランスよくまとめられており、バンドとしての充実度合いのよくわかる作品です。
是非ともこのメンツで固定して活動を続けて欲しいですね。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。