独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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Luca Turilli's Rhapsody / Ascending to Infinity
Luca Turilli's Rhapsody / Ascending to Infinity

Luca Turilli's Rhapsody / Ascending to Infinity

01. Quantum X
02. Ascending To Infinity
03. Dante's Inferno
04. Excalibur
05. Tormento E Passione
06. Dark Fate Of Atlantis
07. Luna
08. Clash Of The Titans
09. Of Michael The Archangel And Lucifer's Fall
10. March Of Time (HELLOWEEN cover)
11. In The Mirror (LOUDNESS cover)

評価:★★★★

更新が滞りまくりな今日この頃ですいません。

というわけで久々のレビューはイタリアが誇るThe King of Symphonic MetalことLuca Turilli様の新バンドのデビュー作です。2012年発表。

2011年突如として駆け巡った、
シンフォニックメタルの究極形Rhapsody( of fire)のギタリストにして、全ての楽曲をAlex Staropoli(Key)と共作する中心メンバーであったLuca Turilli(Gt)がバンドと袂を分かち、新バンドを結成!その名もLuca Turilli's Rhapsody!!
という訳解らんニュースから早くも本バンドのデビュー作の披露となりました。

一応このレビューではAlex Staropoli率いる本家Rhapsody of fireをROF、Luca Turilli率いる本バンドをLTRと呼ぶことにします。

本作のレコーディングメンバーはLuca Turilli(Gt、Key)以下、Lucaと共にROFを脱退したPatrice Guers(Ba)、ROFのサポートメンバーであったDominique Leurquin(Gt)、ROFと兼任する形で本作にも参加したAlex Holzwarth(Dr)というROFファンにお馴染みのバック陣に加えて、Alessandro Conti(Vo)なる無名に近いシンガーの5名で製作されました。
なお、本作のレコーディング終了後、Alex Holzwarth(Dr)はROFに専念するためにLTRを脱退し、後任としてAlex Landenburg(Dr)が加入している模様です。

さて、Rhapsodyに関してはEmerald Sword Saga最終章であった"The Power of The Dragonflame"はそれこそ棺桶まで持って行きたいレベルに気に入っている一方で、それ以降のアルバムには一度として胸を熱くさせられることはありませんでした。
シアトリカルなシンフォアレンジが進化を続けていく一方で、パワーメタル的な"熱"や緊張感、そして劇的なメロディーの薄まった楽曲に毎度失望させられて、聞き込む気にもならなかったんですよね。

そういう意味で、Alex組とLuca組に分かれて心機一転の本作で、かつての劇的な音楽性が戻ることを期待しての購入となりました。

まず、演奏陣に関してはRhapsodyでお馴染みのメンバーばかりなので心配する余地もなく(強いて言うならLuca自身の弾く鍵盤ですが、無難にまとめています。)、注目が集まるのはAlessandro Conti(Vo)の歌唱力ではないかと思いますが、はっきり言ってこのような逸材が何故今まで無名だったのか不思議に思うほどの歌唱力です。
中低域でオペラテッィクに朗々と歌うときはFabio Lioneを、どこまでも伸びる美しいハイトーンはMichael Kiskeを髣髴とさせ、混声クワイヤの大活躍する本作の中にあっても一際存在感を放っております。
中でも#5、#7といったイタリア語詞で歌う曲の感情表現の豊かさは当代随一といっていいでしょう。
Lucaの選んだシンガーですので、元々心配はしていませんでしたが、まさかFabioを上回る人材が眠っているとは思わなかったのでこれはびっくりしました。

楽曲を見ていくと、お得意の飛翔系のサビメロが秀逸な#2、民謡調のイントロから徐々に盛り上がるクワイヤの印象的な#4、先行配信されたエスニックなオープニングから一転して劇的に疾走する#6、ダークなヴァース、ブリッジからサビで一気に開放される#8、Helloweenの名曲をシンフォニックにカヴァーした#10と悶絶級のメロパワ/メロスピチューンが偶数トラックに固められており、前述の#5、#7のようなAlessandro Conti(Vo)の歌唱を堪能できる曲も秀逸です。

正直"The Power of The Dragonflame"が好きな僕としては、スピードやアグレッションの面で物足りなく感じる面も少なからずありますし、大作の#9は長いだけで盛り上がりどころが解りませんが、アルバム全体としては久しぶりにLucaの曲に興奮することができました。
というか、The Dark Secret Sagaのアルバムも聞き込んでみたら意外と好きになるかもしれないですね。
さて、次は是非LTRでの来公演が見たいですね。Alessandro Contiがライヴでどの程度歌えるのかを体感してみたいと思います。
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