独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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SONATA ARCTICA / ECLIPTICA
SONATA ARCTICA / ECLIPTICA

SONATA ARCTICA / ECLIPTICA

01. Blank File
02. My Land
03. 8th Commandment
04. Replica
05. Kingdam For A Heart
06. Full Moon
07. Letter To Dana
08. UnOpened
09. Picturing The Past
10. Destruction Preventer
11. Mary-Lou

評価:★★★★★

フィンランド産メロディックスピードメタルバンドの2000年発表の衝撃のデビューアルバムです。

個人的な話をさせていただくと、メタルに興味を持ち始めた2000年という時期に本作と出会ったことが後の人生を大きく変えた一枚でした。
CDショップの試聴機の再生ボタンを押した瞬間に耳に飛び込んだ#1の圧倒的な美旋律と疾走感の衝撃がなければ現在の僕はなかったことでしょう。

本作の時点でのメンバーはTony Kakko(Vo,Key)、Jani Liimatainen(Gt)、Janne Kivilahti(Ba)、Tommy Portimo(Dr)の4名で、全ての作詞作曲を手がけるTonyこそ24歳なものの、その他の3名は20歳足らずという若者によって製作された本作は、荒削りな部分もあるものの、若さが故の初期衝動と勢いが存分に封じ込められており、北欧らしい哀愁のメロディーとキラキラKey、透明感のあるアレンジが楽しめるメロスピ史に残る名盤にして、彼らの最高傑作といっていい内容です。

前述の再生ボタンを押した瞬間からリスナーを圧倒する#1、透明感のある哀愁のメロディーが涙を誘う#2、Janiのリフが秀逸なネオクラチューンの#3、Royal Huntを疾走させたようなドラマティックな#5、チェンバロによるイントロが印象的な#8、JaniとTonyのユニゾンプレイが凄まじく格好いい#9、ソナタ全部入りな大作の#10といった疾走曲はどれをとってもメロディックスピードメタルの教科書に載せたいようなキラーチューンで、「ラナウェイ!ラナウェイ!ラナウェイ!」というコーラスの印象的なミドルチューンの#6や哀愁たっぷりでもの悲しいバラードの#4、#7といった非疾走曲もあまりにも美しいメロディーにうっとりとさせられます。

疾走するドラムの上でキラキラしたKeyと美旋律が乱舞するスタイルはまんま同郷のSTRATOVARIUSが切り開いた方法論をなぞるものですが、より透明感を増し哀愁に特化したメロディーは本家をも凌駕しています。

プレイ面ではTonyの歌唱にはまだ高音で危なっかしさはあるものの、中低音は魅力的ですし、Janiのネオクラシカルなプレイには新世紀のギターヒーローの誕生を確信させられました。
また、個人的には専任鍵盤奏者としてMikko HärkinやHenrik Klingenbergを迎えた次作以降のKeyよりもTonyが兼任する本作のKeyのほうが音色の選び方などの面で好きだったりもします。

個人的にはもう本作を超えるアルバムは出ないと思うほどのメロディックスピードメタルの完成形ですが、次作以降、作を追うごとに洗練さを増す一方で勢いを失っていってしまい、ついには5th"Unia"でメロパワ型の音楽性から脱却してしまうことになります。
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