独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
My material season / Bridal Aisles Of Tragedy
My material season / Bridal Aisles Of Tragedy

My material season / Bridal Aisles Of Tragedy

01. Little Girl Alice
02. Bridal Aisle Of Tragedy
03. Twilight Memorial
04. Ruge
05. Brutality Smile
06. Release From Eternity
07. Circurate Drama
08. Vanish
09. Thirty Hours Of Pain

評価:★★★★☆

Yoshihiro Nozaki(Dr,Pf)率いる"ピアノ・ドラマティック・デスメタル"バンドの2012年発表の2ndフルアルバムです。

前作発表後、Nozaki氏の体調不良などにより活動停止を余儀なくされた期間もありましたが、2年のインターバルを経てのリリースとなりました。
前作からはベースとヴォーカルがチェンジし、Yoshihiro Nozaki(Dr,Pf)以下、Yuya Sakurai(Gt)、Masahiro Ozawa(Gt)、Akihiro Muto(Vo)、Shimpei Aida(Ba)の5名で製作されました。

これまでの作品が個人的には大ヒットな物ばかりだったので、かなり大きな期待を持って本作を聴いたのですが、その期待を上回る傑作に仕上がっています。
ピアノやシンセを用いてドラマティックに曲を盛り上げる手法はそのままに、本作ではギターのメロディーやリフが過去作以上に秀逸になっています。
オープニングを飾る#1からその傾向は顕著で、雨音の効果音とピアノから扉の開く効果音を合図に疾走を開始するお得意の展開ながら、ヴァースの裏で左右にパンを振られたツインギターが奏でるバッキングのリフが非常に格好良く、メインメロディーと共に曲を盛り立てています。この曲は特に相変わらず『デス声になったSilent Jealousy』と評されそうな方向性ですが、それがこのバンドのアイデンティティなので、開き直ってこの方向性で突き進んでほしいと思います。
#2はどこかLabyrinthのNew Horizonsの間奏を思い起こすようなイントロを持ったシンフォニックな疾走曲で、サビの裏でギターの弾くクサいメロディーが印象的です。
#3はピアノのイントロから疾走するお得意の展開です。ブリッジの裏のツインリードで期待を高まらせてサビで一気に爆発する待ってましたのキラーチューン!
#4は新たな試みとしてスペーシーなデジタルシンセが活躍する曲です。シンセの音色にあわせてか、バッキングのギターも歯切れの良いデジタルチックなミックスになっています。この曲だけヴォーカルの発声法が違うけど、ゲストが歌っているのかな?(クレジットを見てもどの曲をゲストが歌っているのか解りにくい・・・)
#5は1st EP収録曲のリメイクのアグレッシヴなナンバー。EPのヴァージョンから大きな変化は無いようです。
#6はゲストの女性ヴォーカルを起用したピアノバラードです。ハスキーな魅力的な声質のシンガーが美しいメロディーを歌い上げます。こうした曲をアルバムの中盤に入れるのもYOSHIKIからの影響ですかね。
#7は再びピアノのイントロから暴れるドラムと共に疾走するお得意の展開のキラーチューンです。間奏のツインリードギターのフレーズが異常なまでにクサ過ぎてノックアウトでございます。
#8はイントロからツインギターが尋常でないほどクサいフレーズで疾走する曲です。後半のバンド演奏が止まってストリングの激クサフレーズから再びバンドインして疾走する流れに悶絶せずにいられる人が果たしているのでしょうか。
#9はMyproofのカヴァーです。原曲は聞いたことが無いので比較はできませんが、MMSらしいアレンジとなっています。ピアノで繰り返されるテーマメロディーがどうしてもLiv Moonの氷の棺に聴こえてしまうんですが、これはLiv Moonの方がパクっているんでしょうか?

基本的にはこれまでの作品の流れを汲むピアノオリエンテッドといっていい作風なのですが、過去の作品に比べてツインギターのフレーズが非常に練りこまれた印象があります。
直前にリリースされたVeiled in Scarletにも引けを取らないようなクサクサなツインリードから攻撃的なリフ、バッキングの細かいフレーズまでよくできている印象です。
また、これまでは曲の魅力に対してヴォーカルの貧弱さが気になるところでしたが、新メンバーのAkihiro Muto(Vo)はグロウル中心の実力者です。前任者に比べてはっきりと発音して歌うので日本語詞がはっきり聴こえてしまうところが逆に好みを分けてしまいそうですが、この『日本語デスメタル』というのが聴くうちにはまってしまう不思議な魅力を持っています。
プロダクションも前作より良くなっており、特にドラムが生々しい音で録音されているのがいいですね。

個人的にはVeiled in Scarletと同等かそれ以上に気に入った作品ですが、この作品に限らず『デス声であることの必然性』が他のメロデスバンドと比べてもイマイチ解りづらいバンドであることが欠点といえば欠点ですね。
正直上手いハイトーンシンガーを起用してメロスピにアレンジしたらもっと良くなるのではないかと思ってしまいます。
また、前作が8曲入りで本作が9曲入りということでバンドがこれ位のボリュームのアルバムが好きであえてそうしているのだと思いますが、僕の個人的な好みとしてはせめてもう2曲くらい入っていたらと思います。

ただ全編通してとにかくピアノもシンセもギターもクサいフレーズを連発しまくりですので、デス声に抵抗の無いクサメロ愛好家の必聴盤です。
全部クサいですが個人的なお勧めは#3と#8ですね。

本作を気に入った方は5月発売の1stの再発盤も是非!

これだけいい作品を作ったんだから是非とも一度ライヴが見たいですね。
ピアノとドラムを両方生演奏にするのは難しいかもしれませんが、是非ともライヴ用の上手いサポートメンバーを見つけて実現してほしいと思います。
スポンサーサイト
My Material Season / Mind of you fragile in vitriform
My Material Season / Mind of you fragile in vitriform

My Material Season / Mind of you fragile in vitriform

01. Wedding of vanity
02. The time limit approach
03. My material season
04. Piano of the glass
05. Commit suicide in the paradise lost
06. Serenity
07. Lily is affixed to the epitaph
08. Mind of you fragile in vitriform

評価:★★★★

Yoshihiro Nozaki(Dr,Pf)率いる"ピアノ・ドラマティック・デスメタル"バンドの2010年発表の待望の1stフルアルバムです。

本作でもピアノを主役にツインリードギターが叙情的なメロディーを奏でる劇的なデスメタルは健在です。

#1は叙情的なピアノによるイントロから一転し疾走するMMSお得意の展開です。
#2はイントロからブラストビートとトレモロリフで爆走する、MMSの中でも最も攻撃的な曲です。
セルフタイトルチューンの#3はGalneryus/Silent Revelationへのオマージュのようなイントロから疾走するキラーチューンで、サビではシンセがストリングス系の音色でシンフォニックに彩る上に『My! Material!』というコーラスの載る印象的な曲です。タイトルに恥じないバンドを代表する曲と言えると思います。
#4はタイトル通りピアノインストで、もの悲しいメロディーを奏でます。
#5は2nd EPからの再録ですが、あまり大きな違いは感じられません。
#6は1st EPからの再録。不評だった冒頭とエンディングのクリーンVoがばっさりカットされてしまったのが個人的には残念ですが、ヴァースの裏で鳴るヴァイオリンのもの悲しい裏メロが秀逸です。
#7は札幌のメロデスバンド"SUICIDE HEAVEN"のインスト"Black Shadow"に新たに歌詞とメロディーをNozaki氏が書き足した曲で、カヴァーと言うよりは原曲をモチーフにしたMMSのオリジナルと言っていい内容になっています。リードギター、サビのシンセ、エンディングのピアノソロの全てが尋常じゃない臭さのメロディーを奏でる泣き泣きの曲に仕上がっています。
#8は10分を超える大作で、ベートーヴェンの月光を思わせるようなクラシカルなピアノに叙情的なツインリードギターが絡みつく前半からはX/ALIVEを想起させられます。間奏のピアノソロから徐々に盛り上がり疾走していく非常にドラマティックな構成となっています。

既発表曲の#5、#6を含む8曲入りということでボリューム的には少々物足りない感もありますが、その分捨て曲は一切なく、全編に渡ってもの悲しいピアノとクサクサなツインリードギターが乱舞する内容となっています。
2枚のEPに比べるとシンセがピアノだけでなくストリングス等の音色でシンフォニックに彩ることが多くなったように感じますが、これも個人的には非常にうれしい変化ですね。

なお本作と、本作以前に発表された2枚のEPは全て入手困難となっているようですが、5月に本作の再発盤がリリースされるようです。
こちらは本作収録の8曲に1st EPから"June Bride Grave"、2nd EPから"Overprogram"、"Light Travel Distance "、"Rosary"の3曲を収録した12曲入りとなっており、僕にとって本作の不満点であったボリューム不足も改善されているようなので、是非明日発売の2ndフルアルバムと共にチェックしていただきたいと思います。
My Material Season / Commit suicide in the pradise lost
My Material Season / Commit suicide in the pradise lost

My Material Season / Commit suicide in the pradise lost

01. Commit suicide in the pradise lost
02. Overprogram
03. Rosary
04. Light travel distance

評価:★★★

奇才Yoshihiro Nozaki(Dr,Pf)率いる"ピアノ・ドラマティック・デスメタル"バンドの2009年発表の2nd EPです。

本作も"ピアノ・ドラマティック・デスメタル"の名の通り、ピアノを主役とした叙情的なメロデスサウンドは健在です。
タイトルトラックの#1は美しいピアノの調べからNozaki氏の圧倒的な手数足数で疾走し、ツインリードでクサいメロディーを奏でるお得意の展開が炸裂です。エンディングにもう一度ピアノソロでしっとりと聴かせるのもたまりません。
#2はオムニバス"THE REDHOT BURNING HELL.Vol.16"に収録されていた曲で、このバンドとしては珍しくピアノソロがない曲です。その分ツインギターが俺たちが主役とでも言わんばかりにツインリードで泣きのメロディーを奏でています。この曲のリードギターの泣きっぷりはSerpentにも引けをとりません。
#3は前作のリテイクで、サビではクリーンヴォーカルが強めのミックスとなっています。前作に比べると素人臭さのない堂々としたメタル歌唱を聴かせているのでこれなら批判も少ないんじゃないかなwヴァイオリンのもの悲しいメロディーが非常に印象的な曲です。
#4はこれまたバンドお得意の泣き泣きなピアノ→劇メロ大疾走キタコレ!→間奏ピアノソロで号泣!なキラーチューンです。数あるMMSの曲の中でも個人的に最も好きな曲ですね。ただメインのメロディーがどことなく#3と似ていることが気になります。

前作で不評だった(個人的には嫌いじゃないけどw)素人臭いクリーンヴォーカルを廃し、#3、#4ではしっかりとしたメタルシンガーを起用したことでイモ臭さが大幅に減りました。
また、前作は楽曲がワンパターンな印象もありましたが、#2のようなギターを主役とした曲を挟むことで本作ではそうした印象もありません。
#2、#3の2曲がオムニバス、前作にそれぞれ収録されていたことを考えると純粋な新曲は#1、#4の2曲のみということで評価は控えめですが、成長を感じることのできる力作です。
My Material Season / Eyes Of Enemy
My Material Season / Eyes Of Enemy

My Material Season / Eyes Of Enemy

01.Last Hope I Wish
02.Eyes Of Enemy
03.June Bride Grave
04.Brutality Smile
05.Serenity
06.Rasary

評価:★★★☆

国産のメロデスバンドの2008年発表の1stミニアルバムです。

自らを"ピアノ・ドラマティック・デスメタル"と称する彼らの音楽性はメインコンポーザーのYoshihiro Nozaki(Dr,Pf)の担当パートからも想像がつくように一言で表現するならデス声になったX。
メロディックデスメタルと言えば、大きく分けて、泣きのリードギターを中心とした曲作りをするタイプと、キラキラしたキーボードを武器とするタイプに分けることができると思いますが、本バンドはそのどちらにも属さず、"ピアノ・ドラマティック・デスメタル"の名の通りピアノを主役とした劇的なデスメタルをプレイしています。
全ての曲のイントロ、または間奏にピアノソロが挿入されており、ピアノによるドラマ性の表現力はXのSilent Jealousyを彷彿とさせます。

Nozaki氏の担当するドラムとピアノは共に圧巻の手数とテクニックを持っており、他の人に再現するのは難しそうです。ライヴではどうするんだろう・・・って僕の知る限りこのバンドが2008年以降にライヴを行ったことはないわけですがw
ドラムとピアノ以外のパートも演奏力は申し分なく、ピッキングハーモニクスを多めに取り入れたリフとメロディアスなツインリードを奏でるギターは非常に魅力的です。

また、後に発表する作品と比較するとクリーンヴォーカルを頻繁に挿入しているのが本作の特徴です。
このクリーンヴォーカルがやたらと酷評されているわけですが、他のブログやサイトで言われているほど下手じゃないですよ。
確かに発声法や、エフェクト処理をしていない生々しい声がやたらと素人臭く聞こえて、もう少し何とかならなかったのかとは思いますが、#5の冒頭なんかはその素人臭さが癖になりますw

プロダクションも全体的に良好ですが、ドラムが電子ドラムで録音されているのかトリガーを深くかけすぎなのか解りませんが、粒が揃い過ぎて打ち込みっぽく聴こえてしまうことがあるのが勿体無いですね。

はじめにも述べたとおり、曲展開とドラムプレイ、ピアノのフレーズ等からはYOSHIKIを想起させられますが、僕にとっては「Xっぽい」は最高の褒め言葉であり全くネガティヴな印象はありません。
デス声に抵抗のないXファンの方には是非とも聞いていただきたいバンドです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。