独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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あさき / 神曲(リマスター)
あさき / 神曲(リマスター)

あさき / 神曲(リマスター)

01. 蛹
02. 蛍
03. 幸せを謳う詩
04. この子の七つのお祝いに
05. 予後の音
06. 月光蝶
07. 赤い鈴
08. 雫
09. 神曲
10. 空澄みの鵯と

評価:★★★★☆

日本のマルチミュージシャンによる2005年発表の1stアルバムを2012年にリマスターして再発したアルバムです。
本来は2ndアルバム発売に合わせての1stアルバムリマスターでしたが、あさきの体調不良により2nd発売が延期となったので先行する形で1stアルバムのリマスター盤発売となりました。

あさきとはコナミデジタルエンタテインメント所属のミュージシャンで、所謂音ゲーの作曲を担当する作曲家です。
本作はそれらのゲームに提供した楽曲に新曲を加えてレコーディングされたものです。

オリジナル盤とリマスター盤の差異に関しては後で述べるとして、まずは内容から。
その音楽性をあさき本人は「和風プログレッシヴメタル」と自称しているようです。
実際にギターのフレーズからはメタルからの影響を強く感じさせますし、変拍子を用いた先の読めないアレンジはプログレッシヴといっていいのですが、90年代の香りを感じさせる古き良きヴィジュアル系といった方が適切な表現だと思うし、そういう売り出し方のほうがあっていると思いますね。
本作をはじめて聞いた当時の僕の感想は「初期ラピュータと初期ラルクとラファエルとシャムシェイドのおいしいとこ取り」なんて書いてます。

基本的にドラムと一部の曲に挿入されたバイオリン、ビオラ、チェロ以外の全ての楽器と歌をあさき本人が担当しているのですが、どのパートをとってみても一級品のテクニックを持っており、おどろおどろしい歌詞の世界観と変態的な曲展開やアレンジが相まってダークな世界観を築いています。
一方で全編を通して歌メロはどこまでも切なく美しくメロディアスです。

正直、1990年代後半にV系バンドのオリジナルアルバムとしてリリースされていたら余裕でオリコン1位を取れるようなクオリティーで、V系全盛期に出たアルバムを思い起こしてみても本作に比肩し得る作品を挙げるのは非常に困難なくらいの名盤です。
全曲シングルカットしてもいいキラーチューンですが、中でも本作の中ではストレートな部類に入る哀愁漂う#8は2005年ベストチューン。


さて、それではオリジナル盤とリマスター盤の差異ですが、オリジナル盤の最大の問題点はコナミのサイトからの通販のみの販売で、一般のCDショップやAmazon等への流通が無かったことでした。
個人的に歴史に残すべき名盤であるにもかかわらず、人に勧めるのにも苦労していました。
リマスター盤はその点はしっかりとクリアしており、手に入りやすくなりました。
次に音質ですが、オリジナルも決して悪いプロダクションではなかったのですが、更に音圧が増し分離もよくなりました。
録り直しはしていないとのことですが、明らかにオリジナル盤では聴こえなかった音が聴こえたり、歌い方が微妙に変わっているパートもあるように感じられます。

全体的に音は良くなっているのでオリジナル盤を持っている人にもお勧めですし、持ってない人は一般に流通されたこの期にだまされたと思って是非ご購入を!
発売延期中の2ndアルバムに向けても期待が高まります。
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