独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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摩天楼オペラ / Justice
摩天楼オペラ / Justice

摩天楼オペラ / Justice

01. Justice
02. 濡らした唇でキスをして
03. 落とし穴の底はこんな世界
04. Helios
05. Imperial Riot
06. Mermaid
07. 21mg
08. Age
09. Just Be Myself
10. アポトーシス
11. ニューシネマパラダイス
12. 絆
13. Designer Baby


評価:★★★★

国産V系バンドのメジャーで初となる2012年発表の通産2枚目のフルアルバムです。

メジャーに活動の場を移すと、バンドやレコード会社の意向により大衆受けしやすい方向にその音楽性を変えていくバンドが多いですが、彼らの場合は逆にメジャーに行ってからのほうがやりたいことをやれる環境が整った印象があり、本作でも彼らのルーツの一つであるシンフォニックメタルの要素を強めてきました。
どの曲を見てもクワイヤやストリングスが強く、意図してシンフォニックなアルバムを作ったと思われます。
そんな中でも特にこてこてなシンフォニックメタルの#1、#3、ネオクラシカルなギターインストの#9、強化版Eternal Symphonyとでも言えるキラーチューンの#10といったメタルチューンはその傾向が顕著です。
前作まではメタル的な要素を持ちつつもあくまでV系の範疇を出ることのない音楽性でしたが、本作はヴォーカルの発声法さえ気にしなければ一つのメタルアルバムとして聞くことができるアルバムとなっています。
全体的に見れば官能的な#2、オートチューンを用いた#5、彩雨らしい同期を用いたポップチューンの#6、古臭い謎なリフが全く曲にあってない#7、テンポチェンジの多い#11、バラードの#12とカラフルなアルバムなのですがシンフォニックメタルという一本の軸があるため散漫な印象は全くありません。
勿論前述のメタルチューン以外も非常に高品質で捨て曲はありません。

プレイ面では僕は今までAnziの無駄に弾きすぎなプレイスタイルは摩天楼オペラの足を著しく引っ張っていたと思うのですが、本作ではいつになく押し引きを覚えた魅力的なプレイを聞かせるようになりました。
特に自身が主役となる#9での速く弾くだけでない歌心のあるプレイは秀逸です。

これまでの作品はあくまでV系ファン向きだったのに対して、はじめてV系独特の歌唱法に抵抗のないメタラーに勧められる作品に仕上がったと思います。
これ以上にメタル要素を強めてしまうと逆に個性を失ってしまうというギリギリのバランスだと思うので是非この路線で突き進んでほしいと思います。
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摩天楼オペラ / Abyss
摩天楼オペラ / Abyss

摩天楼オペラ / Abyss

01.INDEPENDENT
02.もう一人の花嫁
03.frill
04.coal tar
05.Double Clutch
06.フタリ
07.Finale…

評価:★★★

国産V系メタルバンドのメジャーデビュー盤となるミニアルバムです。2010年発表。
CDにDVDのついた通常盤の他にTシャツ付きのボックスセットなんていうのもあります。

#1はタイトルからして「メジャーに行っても俺たちは変わらない!」という決意を感じさせるアップテンポで適度にメタリックな摩天楼オペラらしいナンバー。約3分半と短い中にもテンポチェンジやデスヴォイスでのコーラス、開放感と疾走感を感じさせるサビ、間奏のGt&Baのソロバトル、シンフォニックなKeyといった摩天楼オペラの得意な手法を詰め込んだ挨拶がわりの一発です。
#2は本作のリーダートラックで、ピアノとヴォーカルのメランコリックなオープニングからバンドインするとヘヴィーに展開します。序盤はスローテンポですが、徐々に盛り上がりサビではアップテンポになります。
#3はMR.BIGとMR.BIGを足して2で割った感じのシャッフルナンバー。きっと仮タイトルはMR.BIGだったに違いない。どうせだったら最後のソロもAnzi一人じゃなくて"Colorado Bulldog"のようにバンドのユニゾンでやってみても面白かったかもしれない。
#4はAnziらしいヘヴィーなバラード。ダークかつ壮大な曲です。
#5は一転してキャッチーでアップテンポな曲。
#6はオペラとしては新しい試みとなるアコースティックなバラード。Anziの弾くアコギが意外といい味を出しています。
#7はバラード調のギターインストでAnziの世界観爆発です。

苑が#1、#2、#6、Anziが#4、#7、彩雨が#3、#5を作曲しており、三人のソングライターの曲が均等に採用されていますが、頭2曲のインパクトに対して他の曲があまりにも地味な印象しかありません。
メジャー一発目の音源ということで冒頭に代名詞的な2曲を持ってきたのは気合の表れでもあると思うのですが、正直普段は本作を通して聴くことは殆どなく、出た当初も頭2曲ばかりをリピートしていました。

それと、2008年に現在の編成になってからずっとAnziのギターの音色が音楽性に合っていないと感じているのですが、本作はいつになくその違和感を大きく感じます。
#6のアコギや#7のようなAnziが主役の曲ではいいんですけどね。

まぁ何だかんだと文句は付けても#1、#2が強烈なんで十分満足できるクオリティーなんですけどね。
摩天楼オペラ / Murder Scope
摩天楼オペラ / Murder Scope

摩天楼オペラ / Murder Scope

01. Murder Scope
02. COCOON
03. EVE(LIVE in 7.23 at Akasaka BLITZ)
04. 悲哀とメランコリー(LIVE in 7.23 at Akasaka BLITZ)
05. Last Game(LIVE in 7.23 at Akasaka BLITZ)
06. 瑠璃色で描く虹(LIVE in 7.23 at Akasaka BLITZ)

評価:★★★

国産V系メタルバンドの2009年発表の6thシングルです。
DVD付きの初回限定盤とライヴ音源を4曲収録した通常盤が存在します。

#1は苑作曲の疾走ナンバー。シンフォニックなKeyとザクザクしたメタリックなギターの上に哀愁漂う歌メロの乗るオペラらしい曲です。部分的にツーバス疾走する箇所もあり、メタラー的な視点でも楽しめますが、何よりも歌メロが秀逸です。
#2ははじめて悠が持ち出したアイデアを苑、Anziと仕上げた曲です。僕の知る限りではGRIDE、Jeniva、Marge Litch、Masterpiece、GRAVE SEEDといった過去に在籍したバンドも含めて悠が作曲に関わったはじめての曲ですが、意外にもスローなスケール感のある曲でオペラの新境地だと思います。

通常盤に収録されている#3~#6は本作に先駆けてリリースされたDVD(いずれこちらのレビューも書きたいと思います。)からのカットで、いずれも演奏力、歌唱力共にライヴでも高いレベルにあることを証明するものですが、それぞれの曲がぶつ切りになってしまっていますので、ライヴ感を楽しみたいのであればDVDを購入することをお勧めします。
摩天楼オペラ / ANOMIE
摩天楼オペラ / ANOMIE

摩天楼オペラ / ANOMIE

01. SEED OF ANOMIE
02. Dolce
03. ANOMIE
04. 悲哀とメランコリー
05. 月の砂
06. 電脳パラノイア
07. EVE
08. 眠れる夜
09. Last Game -ANOMIE EDITION-
10. Sexual Entrapment
11. Utopia
12. 瑠璃色で描く虹
13. 本質へと辿る愛
14. Eternal Symphony(bonus track)

評価:★★★☆

国産V系メタルバンドの2009年発表の1stフルアルバムです。
僕が持っているのはDVD付きの初回盤ですがリンクはDVDの代わりに#14を加えた通常盤です。

シングルやミニアルバムのリリースが多く、いつまでたってもフルアルバムが出ない印象でしたが今にして思うと結成から2年でフルアルバムというのは決して悪くないペースですね。
ただ、#4、#7、#9、#12と、メンバーチェンジ後に出た4枚のシングルの一曲目が全て本作に収録されているので本作とCOUPLING COLLECTIONを持っていればシングルを買う必要は全くなかったですね。こういう所謂『V系商法』的な売り方はあまり印象がよくありませんでした。

シングル曲の詳細はそれぞれのシングルのレビューを参照していただくとして、それ以外の曲について簡単に感想を述べていきます。
#1は彩雨作のSE。心臓の鼓動とオペラティックな低音ヴォイスから笑い声が入り不穏な空気を漂わせます。
続く#2は苑作曲のスローなヘヴィーチューンです。この曲の雰囲気は嫌いじゃないんですが、アルバムのオープニングは走って欲しいんですよね。
#3は苑節炸裂なアップテンポチューン!サビはツーバス疾走していて摩天楼オペラの王道ど真ん中を行くキラーチューンです。こっちを何故オープニングに持っていかなかったのかと小一時間(ry
#5は彩雨のペンによるバラードで、彩雨らしく同期を用いて盛り上がっていく曲です。
#6は摩天楼オペラではじめての燿作曲のアップテンポナンバー。ゴリゴリとしたBaとスペーシーなKeyが印象的で、この曲もサビではメタリックに疾走しています。
#8は苑作のバラード。苑の書いたバラードの中ではイマイチかな。
#10はAnzi作曲のヘヴィーでアップテンポな曲。デスヴォイスを取り入れたBメロ等は苑曲っぽい雰囲気もありますがサビのメロとギターソロのつまんなさがAnziらしいですw
#11はAnziによるインストゥルメンタルバラード。僕は無駄に弾きまくるAnziのスタイルはあまり好きではありません。テーマメロディーは中々いいだけにこんなに弾かなくていいと思う。
アルバム本編ラストを飾る#13は苑によるバラードです。ってかバラード多いな。ピアノとヴォーカルでしっとりと締めくくります。
通常盤ボーナストラックの#14はライヴ会場で配付された曲で、配布ヴァージョンと同じテイクらしいのでそちらの感想。はじめて自分たちの本当にやりたいことを詰め込んだような、彼らのルーツであるメロディックスピードメタルナンバーになっています。
あくまでメロスピのフォーマットを崩さずに歌唱法等でV系っぽさを表現する手法は前身バンドのJenivaを彷彿とさせます。

全体を通して曲の出来にバラつきが大きく、僕のように結成以来の活動を追いかけてきた人間にとってはシングル曲以外にアルバムのハイライトと言える曲が#3、#14しかないことは欠点と言えます。
しかしシングルが多く収録されている割には散漫な印象はなく、また上記のハイライト以外の曲も所謂捨て曲というレベルの曲は一切なく、非常にバランスの取れたアルバムだと思います。
シングルを買っていなくて本作ではじめて摩天楼オペラに触れる人にとっては、僕よりも評価が大分上がるかもしれないですね。
摩天楼オペラ / acedia
摩天楼オペラ / acedia

摩天楼オペラ / acedia

01. 悲哀とメランコリー
02. Faust
03. ローンデイジー

評価:★★★

国産V系メタルバンドの2009年発表の5thシングルです。

地味な印象の強かった前作から一転して本作は苑作のオペラらしいアップテンポな#1を軸に据えました。
この曲は途中でJenivaの忌命への自己オマージュのようなパートがあるところもニヤリとさせられます。
Anzi作の#2はAnziらしいダークなヘヴィーナンバー。ってかSYMPHONY XのSet The World On Fireをもろにパクってますwこれは訴えられたら100%負けるレベル。
メタルっぽいのはいいんだけどヴァース、ブリッジと盛り上げてきてサビでスローテンポになってしまうのが残念です。
#3は彩雨による非常にキャッチーな曲。ピコピコしたシーケンス音とバンドサウンドが上手くかみ合っており、覚え易いサビのメロディーを引き立てています。

本作も苑、Anzi、彩雨という3人のソングライターの曲を一曲ずつ収録してますが、やはり苑の書くアップテンポな曲こそが摩天楼オペラの代名詞だと思うのでこういった作風のほうがいいですね。
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