独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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Luca Turilli / Prophet of the Last Eclipse
Luca Turilli / Prophet of the Last Eclipse

Luca Turilli / Prophet of the Last Eclipse

01.Aenigma
02.War of the Universe
03.Rider of the Astral Fire
04.Zaephyr Skies' Theme
05.The Age of Mystic Ice
06.Prince of the Starlight
07.Timeless Ocean
08.Demonheart
09.New Century's Tarantella
10.Prophet of the Last Eclipse

評価:★★★★

The King of Symphonic MetalことLuca Turilli(Gt)の2002年発表の2ndソロアルバムです。
渾身の力作であったRhapsody本体のThe Power of The Dragonflameからわずか7ヶ月という短いスパンでのリリースとなりました。
レコーディングメンバーは1stソロアルバムと同じ5名ですが、本作ではRobert Hunecke-Rizzoがドラムだけではなく全リズムギターを担当しています。Rhapsody本体のレコーディングが忙しく、Lucaがリズムギターを録る暇がなかった等の理由が考えられますが、ギタリストのソロアルバムとしては非常に珍しいですね。
っていうかRobert Hunecke-RizzoってHeaven's Gateではベーシストだったはずなんだけど随分とマルチなミュージシャンなんですね。

Virtual Odyssey Saga第二章となる本作は『過去』を題材とした前作と対照的に、『未来』を題材として描かれています。
それに伴い、これまでRhapsody本体においても1stソロアルバムにおいても中世ヨーロッパを舞台としたファンタジーの印象が強かったLuca作品ですが、本作では舞台を宇宙に移し、SF的な世界観が表現されていることがジャケットからも感じ取れます。
そのことは音楽の面にも顕著に現れており、#1を再生しはじめた瞬間にピコピコしたデジタル音が流れ始めたのには面食らいました。
とはいえ勿論我らがLuca様が突如デジロックに目覚めたというわけではなく、中心にあるのは安心のシンフォニック/スピードメタルサウンドです。
この美しくも絢爛なシンフォニックアレンジと無機質なデジタル音という一見ミスマッチとも思える両者が絶妙のバランスで絡み合っているのが本作の最大の特徴です。

ただ、#2、#3、#6、#8等の疾走曲は相変わらず充実のクオリティーであるものの、前作のBrack Dragon、Legend of Steel、The Ancient Forest of Elvesの三曲に比べると、思わずサビを口ずさんでしまうようなキャッチーさでは一歩及ぼない感がありますので、個人的には前作に軍配を上げます。
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Luca Turilli / King of the Nordic Twilight
Luca Turilli / King of the Nordic Twilight

Luca Turilli / King of the Nordic Twilight

01.To Magic Horizons
02.Brack Dragon
03.Legend of Steel
04.Lord of The Winter Snow
05.Princess Aurora
06.The Ancient Forest of Elves
07.Throne of Ice
08.Where Heros Lie
09.Warriors Pride
10.King of The Nordic Twilight
11.Rannveing Sif Sigurdardottir

評価:★★★★☆

The King of Symphonic Metalこと(いや僕が今勝手につけたんですけどw)RhapsodyのギタリストにしてメインコンポーザーでもあるLuca Turilliの1999年発表の1stソロアルバムです。
レコーディングメンバーはLuca様(Gt,Key)の他、シンガーとしてOlaf Hayer(Vo)なる新人ヴォーカリストを迎え、バックはSascha Paeth(Ba,Gt)、Miro(Key)、Robert Hunecke-Rizzo(Dr)というおなじみのSascha人脈で固められています。

さて、ソロアルバムというとバンドではできない、もしくはバンドとは方向性の大きく異なるものを作るミュージシャンも多いのですが、本作はこのファンタジックなジャケットやVirtual Odyssey Sagaなる自作の三部作のストーリーの第一章であることからもわかるように大雑把に分類するならばRhapsody本体に通じるようなエピックなシンフォニックメタルをやっています。

ただし、全てが全てRhapsodyと同じというわけではありません。
Rhapsodyにおいては共作者であるAlex Staropoliからのインプットが大きな比重を占めていたであろうシンフォニックなアレンジが本作では若干控えめとなっており、その分ジャーマンメタル的な明快でわかり易いメロディーが増えています。
シンガーのOlaf Hayerの歌唱もFabio Lioneのオペラティックで大仰な歌い回しに比べて、よりメタル然としたストレートなハイトーンを聞かせており、音楽性に非常にマッチしています。
また、#5、#11での女性ヴォーカルの起用もRhapsodyには無い要素でしょうか。特に#5で聴かせるソプラノヴォイスは美しいバラードに合っていて魅力的です。
Rhapsody本体の2ndアルバムでは冗長な展開に少々辟易させられてしまった僕としてはこの方向性は非常に望ましいものです。

とはいえ、この後に発表されるRhapsodyの3rdアルバムではシンフォニックな要素が抑えられメタル然としたアグレッションが強化された…つまり本作の方向性に近づいたことを考えるとやはりRhapsodyとの差異は非常に微々たるもので、仮に本作の楽曲をFabioに歌わせたとしたら誰もがRhapsodyの新作であると信じて疑わないであろう内容となっております。

お気に入りはイントロの#1に導かれて始まった瞬間に「Rhapsodyじゃんw」となってしまう#2、畳み掛けるようなイントロが印象的な#3、「走るー走るー俺ーたーちー」なサビが頭に残る#6あたり。

わかりやすさではRhapsody本体よりも優れていると思いますので、シンフォニックメタルへの入門盤としてもお勧めです。
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