独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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CHTHONIC / Takasago Army
CHTHONIC / Takasago Army

CHTHONIC / Takasago Army

01.The Island
02.Legacy Of The Seediq
03.Takao
04.Oceanquake
05.Southern Cross
06.KAORU
07.Broken Jade
08.Root Regeneration
09.MAHAKALA
10.Quell The Souls In Sing Ling Temple
11.Mirror Of Retribution (live recording at LOUD PARK 10)
12.Forty-Nine Theurgy Chains (live recording at LOUD PARK 10)
13.Takao (Single Edition)

評価:★★★★

台湾のシンフォニックブラックメタルバンドの2011年発表の6thアルバムです。

タイトルとなっているTakasago Army (高砂軍)とは太平洋戦争において日本軍として戦った台湾人部隊のこと。本作は彼らの悲しい史実を描いたコンセプトアルバムとなっています。
既に"ブラックメタル"という紹介が正しいのか疑問に感じるほどグローバルな魅力を携え、前作以上に向上したプロダクションと演奏力をもって描かれるその悲しい歴史には、我々日本人も無関係でない・・・というよりむしろ当事者として、考えさせられることの多い内容です。

従来の、二胡や尺八、琴などの使用によるオリエンタルなムードを持ったシンフォニックブラックメタルサウンドに、前作より目立ってきたメロデス的なギターの主張、#3で導入されたヴァイキングメタル的なメロディー等の新たな試みも見られ、アジアのバンドとしてのアイデンティティを残しつつ世界中で幅広く勝負できるバンドとなりました。

何といってもハイライトは#7の後半で先帝陛下の玉音放送がバックに流れる悲愴なパート。
いやそりゃ反則ですって…。

こういったテーマは日本人がやってもアメリカ人がやってもタブーを犯してしまいがちなので台湾のバンドならではの題材かもしれません。
歌詞カードを片手にアルバムを聞いていると「あー戦争って良くねーよな。」という気分になってきます。
テーマが重すぎて「ドリスタソのおっぱい!」とかいう気分にならないのが残念。
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CHTHONIC / MIRROR OF RETRIBUTION
CHTHONIC / MIRROR OF RETRIBUTION

CHTHONIC / MIRROR OF RETRIBUTION

01.Autoscopy
02.Blooming Blades
03.Hearts Condemned
04.Venom in My Veins
05.The Aroused
06.Sing-ling Temple
07.1947
08.Forty-Nine Theurgy Chains
09.Rise of the Shadows
10.Bloody Waves of Sorrow
11.Spell of Setting Sun:Mirror of Retribution
12.Blooming Blades (Taiwanese ver.) <日本盤ボーナストラック>
13.Forty-Nine Theurgy Chains (Taiwanese ver.) <日本盤ボーナストラック>
14.Bloody Waves of Sorrow (Taiwanese ver.) <日本盤ボーナストラック>
15.Floated Unconsciously~軌道~ (Taiwanese ver.) <日本盤ボーナストラック>

評価:★★★☆

台湾のシンフォニックブラックメタルバンドの出世作となった2009年発表の5thアルバムです。
ブラックメタルといっても、あくまで音楽上のカテゴライズであって、彼らの場合は別にアンチクライストや悪魔崇拝を歌っているわけではなく、一連の活動を通して台湾の史実に基づいたコンセプトアルバムを制作しています。

骨格をなすのはDIMMU BORGIRやCradle Of Filthに通じるような豪華なシンフォニックブラックですが、『東洋のバイオリン』と称される二胡を大胆に導入していることが、ほかのバンドにはない強烈なアイデンティティとなっております。
この二胡のもの悲しい響きが慟哭のブラックメタルサウンドに驚くほどマッチして泣きを誘うんですよね。

本作では元来のブラックメタル的なマイナー臭が減退し、AnthraxのRob Caggianoがミックスとプロデュースを手がけたことによる上質なプロダクションも相まってより普遍的なエクストリームメタルとしてワールドワイドに勝負する土台が出来上がりました。
Freddy Lim(Vo)のDani Filthを彷彿とさせる声質のせいもあるかもしれませんが、Cruelty and the Beast~Midianの頃のCradle Of Filthに近い雰囲気を感じます。

ドタバタしたドラムが若干気になりますが、演奏力、プロダクション共に大きく向上し、ブラックメタルファンのみならずメロデスや場合によってはメロスピを愛する層にもアピールできるアルバムではないでしょうか。
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