独断と偏見。
メロスピ系を中心にヘヴィメタル、V系等のCDのレビューを更新していくブログです。
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X / VANISHING VISION
X / VANISHING VISION

X / VANISHING VISION

01. DEAR LOSER
02. VANISHING LOVE
03. PHANTOM OF GUILT
04. SADISTIC DESIRE
05. GIVE ME THE PLEASURE
06. I'LL KILL YOU
07. ALIVE
08. KURENAI
09. UN-FINISHED...

評価:★★★★★

当ブログでの記念すべきレビュー100枚目は勿論このバンドw

結成以来YOSHIKI(Dr,Pf)、TOSHI(Vo)以外のメンバーを固定できなかったXですが、1987年についにTAIJI(Ba)、HIDE(Gt)、PATA(Gt)が相次いで加入、後にメジャーデビューし、Jealousyのミリオンヒット、邦人アーティストとして初の東京ドーム3DAYS公演の成功をはじめ数々の偉業を成し遂げることになる無敵の5人組となって製作された1988年発表の1stフルアルバムです。

メジャーデビュー後の潤沢な制作費と時間を費やして製作されたアルバムと比較すると、特にサウンドプロダクションの面においては粗を感じさせます。
しかし、メロディー、リフ、劇的な曲展開といった作曲、編曲に関する能力は本作の時点ですでに音楽の全歴史を顧みても比較の対象すら存在しない孤高のレベルに至っており、発表から実に24年の月日が経過した今日においても全く古臭さを感じさせないことに驚かされます。

HIDEがX以前に所属していた横須賀サーベルタイガーの代表曲にYOSHIKIが新たに歌詞とメロディーを書いた#4、現在に至るまでバンドの代名詞ナンバーの英詞ヴァージョンの#8、本作では文字通りまだ未完成なピアノバラードの#9といったメジャーでリメイクされることになる曲は勿論のことながら、YOSHIKI節の疾走キラーチューンの#2を筆頭にTAIJI作のミドルテンポのロックナンバーの#3、TAIJIお得意のスラップ奏法が映えるインストの#5、スラッシュメタル的なスピードチューンの#6、後のXのもう一つの売りとなるピアノバラードとは一味違ったギターによる叙情性の美しい#7と、後に彼らがメジャーで発表するアルバムと同様全ての曲が名曲といっていいクオリティーです。

YOSHIKIのドラミングは"メロディアス"と表現したくなるほどにリズム楽器を超越した表現力を持っており、HIDEとPATAのツインリードは美しく、TAIJIのベースはテクニカル、そしてTOSHIの歌はX JAPANと名称を改めてからの作品に比べると透明感はないものの、荒々しい声質は本作の音楽性に非常にマッチしているといえます。

前述の通り、メジャーで発表したアルバムに比べると洗練さに欠けるため、はじめに聴くべきアルバムとは思いませんが、Xの4枚のオリジナルアルバムの中でも最も勢いのある作品ですので、特にBLUE BLOODの音楽性を気に入った方には是非聴いていただきたいアルバムです。
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X / BLUE BLOOD(SPECIAL EDITION)
X / BLUE BLOOD(SPECIAL EDITION)

X/BLUE BLOOD(SPECIAL EDITION)

DISC 1
01.PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)
02.BLUE BLOOD
03.WEEK END
04.EASY FIGHT RAMBLING
05.X
06.ENDLESS RAIN
07.紅
08.XCLAMATION
09.オルガスム
10.CELEBRATION
11.ROSE OF PAIN
12.UNFINISHED

DISC 2
01.BLUE BLOOD
02.WEEK END
03.X
04.ENDLESS RAIN
05.紅
06.CELEBRATION
07.ROSE OF PAIN
08.UNFINISHED

評価:★★★★★

ブログでのレビュー一発目ということで、人生で最もよく聞いた、そして今も聴き続けているこちらのアルバムを。

BLUE BLOODはXの1989年に発表したメジャーデビューアルバムで、通算2枚目のフルアルバムです。
こちらは2007年リリースのスペシャル・エディション。
ちなみに現在は入手困難・・・Amazonへのリンク貼った意味ねぇw

そして何がスペシャルなのかというと、
・音がリマスターされている。
・Disc2にカラオケ版が収録
という2点です。
特に前者に関してはサウンドプロダクションはオリジナル盤の唯一の欠点といって良く、
篭った音質に加えて、ヴォーカルの音量に対して極端にギターの引っ込んだ所謂J-POP的なミックスはファンの間でも賛否両論でした。
このスペシャル・エディションではその欠点が見事に改善されており、まさに完全無欠の人類の音楽に対する探求の終着点ともいうべき内容に仕上がっています。

さて、オリジナル盤のレビューを書いていないのにオリジナル盤との差異だけを語っていてもしょうがないので中身に触れていきましょう。
初期のライヴのオープニングSEとして使われた#1に導かれはじまる本作はXの代名詞ともいうべき#2、#5、#7、#9の疾走曲、もう一つの看板である#6、#12のバラード、YOSHIKI流のR&Rの#3、バラード調の前半から後半一気に疾走する大作#11といったYOSHIKI作のクラシカルなナンバーに加え、HIDEらしい明るいR&Rの#10、TAIJIの原曲を5人のメンバーで仕上げた#4といった曲が「これしかない!」という順番に配置されており、アルバムを通して全く隙を感じさせない内容となっております。

蛇足ですが、
・YOSHIKIの独特なタイム感で疾走するドラム
・HIDE&PATAの阿吽の呼吸で奏でられる美しくも流麗なツインリード
・#3や#6のイントロで顕著なTAIJIによるベースライン
といった要素はどれも再結成した現在のX JAPANには望むことの出来ないものです。

TOSHIの声質はJealousy以降のような透き通るような声ではなく、粗を残していますがロック的な荒々しさを感じさせ、今とは異なる魅力を持っていると言えるでしょう。

何にしても前述のように音質の問題が解決された本作は欠点らしい欠点のない全人類必聴の一枚です。
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